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過食症を主人公が知るシーンが丁寧に書かれていたり、「毒親」としてお仕置きじみた決別をするでなく和解したりと人間模様が細かく描かれていてとても面白かったです!
その日の夜
莉子と千寿は 夕食の準備をしていた
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
莉子は照れた様に微笑む
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
千寿はやれやれと いった様子で微笑みながら テーブルに料理を並べる
卯木莉子
莉子は安心した様に微笑む
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
千寿は莉子をからかうように 莉子の脇腹を人差し指で突っつく
卯木莉子
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
それから数ヶ月
音弥と莉子は内見に内見を重ねて ようやく希望通りの物件に巡り合い
待ちに待った念願の 同棲をスタートさせていた
卯木千寿
多良木音弥
音弥と莉子がクラス部屋は 14.4帖のLDKがあり、6帖の洋室 5.5帖和室、独立洗面台とトイレ、風呂
そしてクローゼットが洋室と和室に それぞれひとつづつあり LDKに面した物入がある。
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木莉子
莉子は微笑みながら お腹をさする
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
千寿は目を見開いて莉子を見る
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
卯木千寿
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木千寿
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木莉子
莉子は落ち込んだ様にうつむく
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
音弥は恥ずかしそうにうなずく
卯木千寿
卯木千寿
千寿はまさかの事実を 目の当たりにし 声を張り上げて驚く
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
卯木莉子
莉子と千寿は音弥を 悔いるように見つめる
多良木音弥
音弥は生唾を飲み込む
多良木音弥
卯木千寿
卯木莉子
多良木音弥
音弥は真剣な眼差しで 声を張り上げる
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
千寿は涙を流しながら爆笑する
卯木莉子
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
千寿はツボに入ったのか 腹を抱えて笑う
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
千寿は意味ありげに 音弥を見つめる
多良木音弥
音弥は何かを察したように 顔を赤く染める
卯木莉子
卯木千寿
卯木千寿
千寿はバッグを 手しにて立ち上がる
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
千寿は2人の方をポンポンと優しく叩き 微笑みを浮かべながら部屋から出ていく
千寿が帰り、2人きりと なったリビングのソファで 音弥と莉子は隣り合わせで座る
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
音弥は声を張り上げて立ち上がる
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
音弥は莉子の前に跪き 莉子を見上げる
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
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卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
莉子は頬を膨らませる
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
音弥はしどろもどりになりながら 身振り手振りで弁解しようとする
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
莉子は音弥に抱きつく
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
それから2人は寝室に行き 身につけていた衣服を全て脱ぎ捨て
産まれた時の ありのままの姿で抱き合う
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
多良木音弥
卯木莉子
多良木音弥
卯木莉子
卯木莉子
2人はこの日 2年と言う長い年月を経て はじめて交わり合った
3年後
多良木莉子
多良木音弥
多良木音弥
音弥はスマホで 時刻を確認しながら言う
すると
多良木莉子
多良木音弥
多良木莉子
多良木莉子
莉子は天高く腕を突き上げ 声を張り上げる
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
多良木莉子
多良木莉子
知人
知人
多良木音弥
知人
知人
知人
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
知人
多良木莉弥
多良木莉音
皆が会話をしていると 2人の女の子が 満面の笑みで近づいてくる
卯木千寿
卯木千寿
千寿は莉弥と莉音を抱きしめる
多良木莉子
多良木音弥
あれから音弥と莉子は 無事に婚約し
莉子は莉弥、莉音と言う 双子の女の子を出産し 家族4人で暖かい家庭を築いていた
知人
知人
知人
多良木莉子
知人
知人
知人
知人
知人
多良木音弥
知人
多良木音弥
知人
多良木音弥
多良木莉弥
多良木莉音
莉弥と莉音は音弥を馬鹿にする様に 笑顔で人差し指を突き出す
多良木音弥
多良木音弥
多良木莉子
多良木音弥
多良木音弥
音弥は千寿に ブランドショップの 紙袋を手渡す
卯木千寿
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
知人
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
知人
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
皆は誕生日会の会場となっている レストランに入っていく
皆が席につきひと段落した頃
多良木莉音
多良木莉子
多良木莉音
多良木莉子
多良木莉弥
多良木莉子
多良木莉子
多良木莉弥
多良木莉弥
卯木千寿
多良木莉弥
多良木莉弥
多良木莉音
莉弥と莉音は千寿に ラッピングされた プレゼントを手渡す
卯木千寿
多良木莉弥
多良木莉音
卯木千寿
多良木莉弥
多良木莉音
卯木千寿
卯木千寿
千寿は2人に急かされながら プレゼントの包装紙を 丁寧に開けていく
卯木千寿
卯木千寿
プレゼントの中身は 薔薇の形をしたバレッタだった
多良木莉弥
卯木千寿
卯木千寿
千寿は莉弥と莉音を抱きしめる
多良木莉音
卯木千寿
卯木千寿
多良木莉弥
卯木千寿
多良木莉音
莉弥と莉音は 千寿にバレッタを付けようとするが なかなか上手くいかずに悪戦苦闘する
多良木莉弥
多良木莉音
多良木莉弥
多良木莉弥
多良木莉音
多良木莉音
多良木莉弥
多良木莉子
多良木莉子
多良木莉弥
多良木莉音
莉弥と莉音が言い合いをしていると
卯木千寿
千寿の目から涙が溢れ出す
多良木音弥
多良木莉弥
多良木莉音
多良木莉音
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
多良木莉弥
卯木千寿
多良木莉弥
多良木莉音
卯木千寿
多良木莉子
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
卯木千寿
千寿は莉弥と莉音の頭を 優しく撫でる
多良木莉弥
多良木莉音
卯木千寿
知人
知人
知人
知人
知人はハンカチを手渡す
卯木千寿
千寿は渡されたハンカチで 涙を拭う
卯木千寿
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
多良木莉子
多良木音弥
卯木千寿
それから店員によって 運ばれて来た料理で テーブルは埋め尽くされた
多良木音弥
多良木莉子
知人
多良木音弥
知人
多良木莉子
知人
知人
知人は音弥と莉子の前に並べられた 到底食べきれないだろうと言う程の 大量の料理に驚きを隠せない
多良木音弥
多良木莉子
知人
多良木音弥
多良木莉子
多良木莉弥
多良木莉弥
多良木莉音
莉弥と莉音は普段の 音弥と莉子の食事量を表現する様に 両手をおおきく広げる
知人
知人
知人
知人
多良木音弥
知人
多良木音弥
知人
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
音弥の言葉に合わせて 皆がグラスを手にする
多良木音弥
多良木音弥
卯木千寿
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木音弥
多良木莉子
卯木千寿
こうして千寿の生誕55周年を祝う 誕生日会は幕を開けた
彼らはずいぶん遠回りをした
しかし、だからこそ 皆と過ごす何気ないひとときが
何よりもかけがえのないもので あることを誰よりも知っている
たくさん笑い、たくさん泣き たくさん喧嘩し様々な困難を 乗り越えてきたからこそ
その思い出が強固な絆と なっていることを誰よりも知っている
これからの皆には 今まで以上に辛い出来事が 待ち受けているかもしれない
しかし、皆ならどんな困難や 逆境も乗り越えていけるだろう
終生寄り添い手を取り合って 生きていけるだろう
互いの絆を深めながら 温もりと安らぎに包まれ 愛と希望に満ち溢れた 家庭を築いていくだろう
そんな未来を予感させる 幸福に満ちていた