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橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
姫柊 陽香梨
姫柊 陽香梨
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
まだあまり状況が 分かっていない姫柊と
不穏な空気が流れる 兄弟の間
橘 誠(兄)
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
見てるこっちも
兄さんの苛立ちが 増していくのが分かる。
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
誤解するのも無理はない
好きなやつが 他の男と2人で歩いて
一緒に帰っていただなんて。
橘 誠(兄)
兄さんは俺の襟元を 掴みあげた
橘 慎太郎(弟)
すると今の今まで おどおどしていた
姫柊が…
姫柊 陽香梨
橘 誠(兄)
兄さんは俺の襟元を 掴んだまま
姫柊を見定めた
とても冷たい、軽蔑 するような目で
怒りの矛先が 姫柊に向けられた気がした
姫柊 陽香梨
橘 誠(兄)
姫柊 陽香梨
橘 慎太郎(弟)
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
橘 慎太郎(弟)
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
橘 慎太郎(弟)
いや、これは違う
…これは嘘。
"一緒に帰る友達ができるまで”
たとえできても…
俺はただ、姫柊と 帰りたかった
だから一緒に帰ってた
橘 誠(兄)
姫柊 陽香梨
橘 慎太郎(弟)
兄さんは掴んでいた 俺の襟元を
パッ…と離した。
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
橘 慎太郎(弟)
橘 誠(兄)
橘 誠(兄)
姫柊 陽香梨
陽香梨の顔がほんのり 赤くなった
"気がした”
気のせいじゃないかも しれないけど…
今の俺にはこう思うしか なかったんだ
姫柊 陽香梨
橘 誠(兄)
姫柊 陽香梨
橘 慎太郎(弟)
姫柊 陽香梨
なぁどうして不思議 そうな目で
こっちを見るんだよ。
"それぐらい”
…させて。
姫柊 陽香梨
橘 慎太郎(弟)
橘 誠(兄)
橘 誠(兄)
姫柊 陽香梨
橘 慎太郎(弟)
俺はこれから起こる ことを
予想してしまった
橘 誠(兄)
橘 誠(兄)
そう言って兄さんが ポケットから
取り出したのは…
姫柊 陽香梨
姫柊 陽香梨
キラキラと光り輝く
ペアリング
橘 慎太郎(弟)
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
あー…俺は一体
何を見せられてんだろ…
お願いだから、もう
惨めな気持ちに させないで
橘 誠(兄)
兄さんは陽香梨の前に ひざまずいた
橘 誠(兄)
橘 慎太郎(弟)
聞きたくない
その答えを…返事を
俺は聞きたくなかった
姫柊 陽香梨
姫柊 陽香梨
あーあ
やっぱり俺は
兄さんに勝てない
俺を気にせず 抱き合う人を見て俺は
橘 慎太郎(弟)
橘 慎太郎(弟)
切ない笑顔を浮かべて
そう小さく呟いた