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今日から、新学期か。
1つ学年が上がり、2年生になる。
藤澤涼架
空を見上げると雲がひとつ無い青空だった。
ふと桜の木も目に入った。
ちょうどこの間、満開宣言されてたっけな。
暖かいそよ風が吹く度、花びらがひらひら舞い落ちていく。
本当に新学期ぴったりな景色、そして天気。
校舎内に入るとクラス替えの表を見て盛り上がっている生徒達で少し渋滞。
「やったー!今年も同じクラス!」
「えぇーなんで離れちゃったの?」
色々な声が行き交う中僕もクラス替えの表を覗く。
藤澤涼架
1組、2組と順番に見ていくが、そこに名前は無い。
藤澤涼架
親友、いるかな。
たった1人の友達が…
高野清宗
藤澤涼架
高野清宗
藤澤涼架
高野清宗
3組の名簿を見ると確かに 『高野清宗』 と名前がある。
藤澤涼架
藤澤涼架
高野清宗
高野清宗
藤澤涼架
良かったな、本当に。
たった1人の親友と同じクラスで。
よし、下駄箱探そっと
藤澤涼架
急に肩を掴まれた。
モブ1
藤澤涼架
モブ2
藤澤涼架
モブ1
モブ2
モブ1
藤澤涼架
モブ2
モブ1
モブ2
モブ1
モブ2
藤澤涼架
その2人は去って行った。
藤澤涼架
一息つく。
なんで同じクラスなの?
おかしい、おかしいよ。
またあんな日々を送らないといけないの…?
放課後行きたくないな、
でも行かなかったらもっも酷いことが待ってるんだ。
とりあえず、下駄箱探そ。
教室に着き、席に座る。
なんか真新しい感じがする。
匂いというか、空間というか。
でも高野と同じクラスなのが唯一の救いだ。
今年もなんとかやり通せるといいな、
先生
先生
先生
生徒たちが一斉に返事をした。「「「「はい!」」」」
それから始業式もあっという間終わった。
確か担任の先生は…男の先生だった気がする。
今日は午前中で授業が終わるから放課後まであと少しだ。
多分、これのせいで始業式にも集中出来なかったんだ。
校長先生が 「起立!」 って言ったのも気づけなくて後ろの子に注意されちゃった。
あ、今も先生が話してたんだった。
担任の先生
担任の先生
担任の先生
藤澤涼架
一気に生徒たちが廊下に出ていく。
少し人が居なくなってから行こう。
はぁ、行くか…
藤澤涼架
ガラガラガラッ
モブ1
モブ2
藤澤涼架
モブ1
藤澤涼架
行きたくない行きたくない、嫌だよ。
モブ1
藤澤涼架
1歩ずつ前に出る。
ズルッ ドンッ
藤澤涼架
モブ1
モブ2
モブ1
モブ2
モブ1
モブ2
モブ1
痛い
どうやら床に置いてあったホウキに気づかず、すべって転んでしまった。
てか… 「俺らの考えが見事的中…」 って言ったよね?
モブ1
藤澤涼架
モブ2
やだ、近づいてくる…
モブ2
ドンッ
藤澤涼架
顔から全身へと痛みが走る。
顔を殴られた。
僕、なんかした?
モブ1
はぁっはぁっやだ、
やめてっ
腕が降り掛かって来る…
やだ、やだっ
?
えっ
上を見上げると1人の生徒がいた。
はるぴょん
はるぴょん
はるぴょん
はるぴょん
はるぴょん
はるぴょん
コメント
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続きが楽しみ!