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貴方は私の手を力強く握りしめてくれた
まるで、二度と解けない紐のように
固く＿
固く握りしめてくれた
そこで私の意識は消えた────
朱里
プファッ！
あ！気がついた！
ちょっと待っててね、
誰だろう、あのオレンジ色の髪の毛をした女の人は
お、起きたか！
朱里
うわ、タヌキ……
俺はたぬきじゃねぇー！
トナカイだっ！
朱里
え、
朱里
た、たぬきが喋ってる……？
だからトナカイだってばっ！
それより…
体調は平気か？
朱里
あ、はい…
朱里
あの、名前…
あ、そうだったな
俺は
チョッパー
トニートニーチョッパー！
チョッパー
ここの船医だ！
朱里
せ、船医？
チョッパー
おう
朱里
ここ、船なの？
チョッパー
おう！
朱里
あれ、私………
ﾊﾞﾝｯ!
ほんとだぁー！
お前っ！
名前なんて言うんだ？！
朱里
え、あー、
チョッパー
おいルフィ、困ってるだろ？
朱里
ルフィさんって言うんですね
ルフィ
おう！
ルフィ
俺はモンキー・D・ルフィ！
ルフィ
海賊王になる男だ！
全く話が分からない
たぬきは喋るし
海賊王とか言ってる人もいるし
ルフィ
で、お前の名前は？
朱里
あ、甘雨朱里です
ルフィ
朱里って言うのか！
ルフィ
おもしれー名前だな！
朱里
ほ、褒めてますか？
ルフィ
褒めてるぞ！ﾆｼｼｯ
あー♡
起きたんだね〜♡
朱里
あ、貴方は……
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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