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ある日○○は言いました

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ある日○○は言いました

1 - 第1話 ある日少女は言いました

2024年08月03日

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ある小学校に、1人の絵に優れた少女が居ました。

生徒

え、これあいつ?

少女

うん私

生徒

すごーい!上手!

少女

ありがとう!

先生

色の使い方が素敵ですね

少女

ありがとうございます

生徒はもちろん、先生も彼女の作品をほめたたえました。

それに、少女は勉強もそこそこには出来るため、

塾は中学から始めよっか

と、勉強をすごく進めるようなことはしなかったのでした。

あれからしばしたち、少女は中学生になりました。

生徒

部活何にするー?

少女

運動部系に入ろうかなって

生徒

じゃあ私も同じのに入ろうかな

少女はあまり運動が得意というわけではなかったのですが、 先輩に憧れを抱き、少女自身も克服しようとしていたのです。

少女とその友人は部活動に入り、数ヶ月がたちました。 少女は運動が苦手でしたが、次第に出来るようになってきたのでした。

生徒

えい!

ですが、少女から見ると自分自身はまだまだで、 友人の方が何倍も上手く見えていました。

少女

……やっぱり才能には勝てないのかな…

そう、実は友人は少女と対して変わらない努力をしているのにも関わらず、 少女と互角の上手さの絵を描き、少女よりも友人も多く、 少女よりも運動ができ、少女よりも勉強が出来るのでした。

少女

やらないと、、いつか大きな差が出来て、

彼女の部活動に励む気持ちは、いつしか嫉妬と苦しみ、自己満足に変わってしまっていたのです。

少女

もう嫌だ。部活動も勉強も絵も努力して良くなってもみんな上手くて報われていないようになっているように感じて、やりたくないよ…でもやらなきゃ落ちこぼれになっちゃうかも。

少女

甘えてる場合じゃない。甘えんな。悲劇のヒロインぶってるのキモい。

彼女は段々と、メンタル面が辛くなってきてしまったのです。

ある日少女は言いました

少女

どうして同じことをして私だけ報われないの?

少女は答えました

少女

お前の努力が足りないんだろ?

 

少女

自意識過剰キモい

少女

ほんと自分でもイヤになってくる

少女

これ言ってるのもきしょい

少女

ほんとにキモい

いつしか少女は、明るさを失いました。

少女はそれでも学校に行かなくてはならない。 と、自分の体が限界に近いはずなのに、ルールに縛られていました。

 

 

ある日少女は考えました

少女

死ぬ

こうして少女は、救われました。めでたしめでたし。

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