数日後
今日も点火祭の準備
辰哉
あぁ、すっかり遅くなっちゃったな
翔太
あ、ほんとだ
辰哉
じゃあ今日はおしまい!
翔太
あの、先生……
辰哉
ん?
翔太
点火祭点火の時一緒に見ません?
辰哉
なんで俺?わら
そう言ってクスクス笑う先生、
辰哉
岩本とか誘うと思った笑
翔太
俺は…
翔太
深澤先生とみたいんですっ
翔太
…ダメ、ですか?
辰哉
いいよ!
そう言った先生の笑顔はとても優しかった
待ちに待った点火祭当日!
俺らのクラスのカフェはとても行列が出来ている
翔太
あ!いらっしゃいませ!
辰哉
お!働いてる笑
阿部
こんにちは
翔太
空いてる席をどうぞ
翔太
失礼します!
翔太
カフェラテとオレンジジュースです!
阿部
ありがとうー!
辰哉
ありがとうぉ!
辰哉
お疲れ様✨
そう言って俺の頭を撫でてくれた
俺は今日点火時に深澤先生に告白する
もしだめだったらこうやって笑ってくれたり 撫でてくれたりしてくれなくなっちゃうのかな…?
いや大丈夫だ俺には親友がいる
照
お疲れ様✨
翔太
ん
外も暗くなり、点火まであと1時間
辰哉
あ!渡辺!
翔太
あ!深澤先生!
辰哉
行こっ!笑
辰哉
いいとこ教えてあげる!
翔太
こっち側の屋上って立ち入り禁止じゃ
辰哉
そうだよでも今日だけ特別な
辰哉
さすがに12月だから寒いなぁわら
辰哉
俺に言いたいことあんじゃないの?
翔太
え、どうして、
辰哉
ふふっ、お前見てたらさすがに分かるよ笑
辰哉
ほら渡辺も座りな
翔太
はい
辰哉
で、渡辺はだれが好きなの?
翔太
せんせい、
辰哉
ん?
翔太
お、俺は
翔太
深澤先生が
翔太
好きです、
辰哉
ん、よく言えました
にこって笑って俺の頭を撫でる先生
辰哉
でもね、
辰哉
俺は教師で渡辺は生徒
辰哉
だから付き合えない
ふら、れた、
そうだよね、俺は生徒だから、
分かってた、 わかってたのに、涙が、止まらない
辰哉
渡辺…泣かないで
そう言って指で涙を拭いて 先生も悲しい顔をする
辰哉
渡辺は先生になりたいんだよね
翔太
はい、
辰哉
渡辺が先生になったとき
辰哉
まだ俺のことが好きだったら、
辰哉
またここで会おう
そう言って俺にやさしいキスをした