思考が全く追いつかない。
今「別れよ」って言われた?
なんで?
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なぁ、りいぬ。
自分で望んでいるくせに、
お前なんでそんな辛そうな顔するんだ。
何年一緒に居ると思ってるんよ。
俺、分かるんだから。
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この狼狽えよう。
何かあると白状してるような物だ。
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慌てて俺を止めようとするりいぬの手を振りほどく。
(ガチャ)
躊躇無くりいぬの部屋に入る。
絶対何かあるはずなんだ。
絶対に。
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ふと、机の上にある大量の本に目がいった。
りいぬってこんなに本好きだったか?
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泣いてまで俺に隠したいことって何?
そっと近づいて本を手に取る。
タイトルは…………
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上手く息が吸えなくなっていく。
嘘。
嘘。
こんなの嘘だ。
俺は信じない……。
手に取った本のタイトルは
大切な人に 遺すための準備。
“遺す”
この2文字が気になって仕方ない。
こんなこと聞きたくない。
俺が今から聞くことに
頼むからちゃんと「違う」って答えて。
必死に願いながら、俺はひとつ、りいぬに質問をした。
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眉を八の字にして
健気に笑うりいぬを見て
俺は全てを悟ってしまった。
理解すると同時に
目の前が真っ暗になった。
コメント
2件
こういう系の話が好きすぎて(゜∀。)((