コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
仁さん
仁さん
仁さん
玲花
玲花
元親子?
ということは…。
玲花
玲花
玲花
また、パニックに陥る。
玲花
仁さん
玲花
玲花
仁さん
玲花
仁さん
仁さん
玲花
玲花
仁さん
ツー、ツー
すぐさま電話を切り、 私は軽く身支度を済まし 外に出た。
玲花
駅まで早くてあと5分。 もっと体力をつけておけばよかった。
ドンッ
玲花
仁さん
玲花
玲花
ぶつかった相手はまさかの 仁さん。 なんだか初めて会った日のことを 思い出してしまった。 …でも、今はそんなことは どうでもよかった。
私は仁さんに聞きたいことが 山ほどあるのだから。
玲花
考えれば考えるほど、 嫌な憶測ばかり出てくる。
仁さん
玲花
玲花
仁さん
玲花
仁さん
この時私は、 どんな顔をしていたのだろう。 怒った顔?悲しい顔? なんにせよ、 いつもの自分でいるのには 流石に無理があった。
玲花
仁さん
玲花
仁さん
玲花
玲花
私は家具がほとんど置いていない、 質素な部屋に通された。 置いてあるのは 机1つと椅子3つだけ。
仁
玲花
玲花
仁
玲花
なにから聞いていいのか わからない。
玲花
玲花
玲花
無意識に聞いてしまった質問。
仁さん
仁さん
玲花
仁さんらしい返答。 私はすかさず次の質問へと うつろうとするが… そう簡単には聞けなかった。
もしも自分の嫌な憶測が 当たってしまったら…? そう考えてしまうのだ。
玲花
仁さん
仁さん
玲花
仁さんが喋り出す。
仁さん
仁さん
仁さん
仁さん
仁2歳
仁2歳
この時から、自分は"モウモク" なんだと理解していた。 モウモクの意味はわからなかった けれど、あまり良いもの ではないというのは なんとなくわかっていた。
それから3年後…
そこでやっと、母親の 堪忍袋の尾が切れた。
仁2歳
仁2歳
仁2歳
両親は最後まで喧嘩をしていた。
そこから月日は流れ、 私は今の年齢となった。
遭遇してしまったんだ。 もう二度と会うことはないだろうと 思っていた、自分の父親と。
それは何気なく、学校の前を 通った時だ。
「まつもっちゃん!さようならぁ!」
そんな声が聞こえた。
その時は人違いだとは 思ったんだが、なにか 惹かれるものがあった。
松本先生
仁
どこかで感じたことのある、 気持ち悪いほど濁った 『不幸』
それは1人しかいなかった。
仁
私は気づいたらその名前を 口にしていた。
【松本 潤】 私の、父親の名前。
松本先生
松本先生
仁
松本先生
松本先生
仁
松本先生
松本先生
仁
仁
松本先生
仁
松本先生
絶望した。 こんなことをサラッと言える アイツの神経に。
正直今すぐにでも怒鳴りたい。 「ふざけるな!」って、叫びたい。 そんな気持ちを飲み込んで 私は返事をする。
仁
松本先生
仁
仁
松本先生
松本先生
仁
仁
嘘だ。 母親は2年前に 病気で他界してしまった。
コイツは…他の人にも こんなデタラメを言っているのか?
許せない。
絶対に。許さない。
……ポツッ、
仁
松本先生
松本先生
仁
仁
ここで、私はアイツへの 復讐を決意した。
"あんなこと"をしておいて ここまで人はのうのうと 生きられるんだ、と思った。
家に帰り、ずっと、ずっと、 ご飯もまともに食べずに アイツについて調べ続けた。
私は盲目で目は見えないから パソコンなどでの調べ物は 中学で少し関わったことのある 友人?に協力してもらった。
元々人とのコミュニケーションは 苦手だったから、 唯一喋れるのが その人だけだったのもある。
松本 潤。 46歳。 ××高校、テニス部顧問。
仁
《在校生》 教師の差別が少し酷いです。 一度スクールカウンセラーさんにも 相談をしたのですが 当てにされませんでした。 言葉遣いも失礼極まりなかったり してました。 通りがかりの盲目の男性に 酷いことを言っていたり。 決して全員がそうなわけじゃ ないと思いますが。
仁
仁
仁
仁
仁
その後もずっと、 調べ続けた。
仁さん
仁さん
玲花
仁さん
玲花
玲花
今の話だけで、 仁さんがどれだけあの男を 憎んでいるのか 痛いほど伝わってきた。
でも1つ、私の中で 引っかかるものがあった。
玲花
玲花
仁さん
玲花
玲花
仁さん
仁さん
「なんでそこまでして 復讐しようとするんだ? 母親を悪く言われただけだろ?」
仁さん
玲花
仁さん
玲花
仁さん
玲花
仁さん
仁さん
仁さん
仁さん
仁さん
仁さん
「アイツがつけたんだ。」
仁さん