作詞 1番 沈む光が長く影を引き 重たい風が窓を揺らす 遠く消える足音の中 心の声は小さく響く 誰にも見えない星を探し 静かな空に問いかける 凍える夜がそっと囁く 「ここにいたいの?」と 2番 薄い紙の中に残された名前 誰もが一瞬、目を留めるだけ 心に届かない乾いた声が 波のように流れていく 「仕方ないこと」と呟く街 忘れることで続いていく日々 花が散る音に気づかぬまま 無情の空がまた開ける 3番 あの日の笑い声、今も鮮やか ただの遊びと信じていた 揺れる影の行方に触れず 目をそらして背を向ける 見つめるべき何かがそこにあっても それを言葉にするつもりはない 心の奥に沈む静けさ それ以上を考えない 4番 君が残したひとつの欠片 掴もうとして届かなかった その手を伸ばせば変わったのかな ただ夢の中で問い続ける 君が見ていた景色の中に どんな色が隠れていたの? 何度聞いても返らない声 揺れる記憶だけが残る 5番 この空に浮かぶ雲は 誰の涙でできているのだろう? 流れる時間の中で消えたもの 私たちは何を救える? 揺れる影の跡を追いかけながら 届かぬ声を胸に刻む 答えはまだ見えないけれど 未来のどこかで光を探す
ハム