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小説家は嘘が上手。

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小説家は嘘が上手。

1 - 小説家は嘘が上手。

2021年02月19日

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あっあったあった、これだ!

1冊の本を手に取る。

その本の題名は “はじまりの花”

おばあちゃんおじいちゃん!!お邪魔しますっ!!

一花

あらいらっしゃい

龍二

よく来たなぁ。さ、ゆっくりしてけ。

おじいちゃんありがと!

早速だけどおばあちゃん、小説書いてきたの。

また推敲して!!
今回のは自信あるから!

龍二

おおっ。ならじいちゃんも読んでみたいなぁ…

おじいちゃんに見せるのはおばあちゃんがこれなら!って言ったときだよ!

おじいちゃん、おばあちゃんの小説オタクでしょ?ちゃんとしたのじゃないと見せられないよ〜

一花

だそうですよ、龍二さん。

龍二

可愛い孫に言われちゃなぁ…

龍二

仕方ない、我慢しよう

一花

ふふふっ

一花

それじゃあ見せてみなさい。

う、うん!

一花

長い沈黙が部屋に響く。

ど、どう…?

一花

うーん…

一花

前回私が言ったことはちゃんと書けてるね。

一花

けどそこを意識しすぎて創のいい所が隠れちゃってる。

私のいい所?

それ、何?!

龍二

創のいい所はやっぱり元気がある所じゃないのか?

元気…

一花

そう、創の小説には元気があるの。

一花

色に溢れてて光が眩しい。そんな小説。

一花

けど、今回のはそれがあまり見えないの。無理して雨を降らせてる。そういう風に受け取れる。

龍二

小説の雰囲気に言葉を合わせるのは大事な事だけどなぁ…

龍二

合わせすぎても良くないんだ。

やっぱり小説難しいいい!!!

ドサリと畳に寝転がる

一花

そう言いなさんな。

一花

お茶にしましょう。今日は創が来る日だから創の好きなシュークリーム用意してるのよ。

えっほんと!?

龍二

おじいちゃんが買ってきてたんだぞー!

やったぁっ!!!

おじいちゃん大好きっ!

ぎゅっと抱きつく。

龍二

お、おおっ

龍二

………創も大きくなったな…

太ったって事〜?!?!

一花

創は太ってなんかないよ。

一花

ほら、食べなさいっ

美味しそっっ!いっただきまぁすっ!!!

一花

創は美味しそうに食べますね、龍二さん。

龍二

ほんとだな。お腹が減ってくる。

ほひいひゃんもはへふ?

一花

こらっ口に入れたまま喋らないの。

んんっく

ごめんなさい笑
おじいちゃんも食べる?って言いたかったんだ。

もう食べちゃったけど。

龍二

その気持ちだけで嬉しいよ

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