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美桜

えー、♡がなかなか来なかったので
そろそろ書こうと思います

美桜

ということでお嬢様の過去編スタート

美桜

…私が知っているのは少ししかありませんが
内容を知るのにはかなりの覚悟が必要です。

覚悟…、?

その位知られてはいけないのかい、?

美桜

いえ…内容が少し辛いものでして…

美桜

…私、聞いている時に胸が締め付けられるような、
とても辛い感じがしたんです。

美桜

それで、内容を知って絶望して、
動かなくなって欲しくないんです

こはね

絶望して…

動かなくなる…?

彰人

あ…ありえねぇ…

美桜

……私は過去を聞いてから暫く絶望して
動かなくなってしまったんです。
今のお嬢様からは感じとれないほどの
過去でしたので…

美桜

だから、このような忠告をしているのです。

えむ

…でも!神ちゃんの過去を知れば
神ちゃんの事を救えるかもしれないでしょ…、!?

えむ

それだったらあたし、神ちゃんの過去を知りたいっ、

…あの、私達にも聞かせてください…、

絵名

え…ちょ、奏…?

瑞希

そんな積極的だったっけ…?

まふゆ

…奏にもきっと意見があるんだよ、少し聞いてみよう?(ニコ)

…私達が過去を聞くことにより、
どのような曲を作ればいいか分かる…

それで…もし、もし私達の曲で…神さんが救えるなら…

私の曲で…誰かを救わないと、いけないから…

作りたい。曲を…

いや…救いたい…から、

まふゆ

奏…、

…それにきっとまふゆも救うためにも役立つ、でしょ、?

絵名

…そうね…、

美桜

…皆さんの意思は相当固く、素晴らしい物なんですね…

美桜

……分かりました、お嬢様の過去、お話致しましょう…、

えむ

…!!

えむ

わ、わんだほいっ、!

美桜

…確か、幻想郷が出来た少し後のお話でしたかね…

妹様は昔、誘拐されたことがあるんです、

__

お母さん、ちょっとお手洗い行ってくるから待っててね、

うん!わかった!!

ここで2人で待ってよう?

うん…って、キャァッ、!?

お姉ちゃん…!

…!?おい!待て…!__を連れていくな!

と、お嬢様と2人でいたところで妹様が誘拐されました。

__を離せっ…はぁっ…はぁっ…、

__

離すわけないのにな、!

__

じゃあな!こいつは貰っていく!

ダメだ!__!__!

お姉ちゃん…!

と、お嬢様は必死に追いかけましたが大人の体力、 足の速さになんか叶う訳もなく、妹様は連れ去られました。

ど、どうしようっ…

__

__?どこ行ったのー?

あ、お、おかあさんっ!!

__

あら、?__はどこに行ったの…?

そ、それが知らない人に連れてかれちゃってっ…
頑張って私も追いかけたんだけどね、追いつけなくてっ…

__

…は?

__

あんたっ…!なんできちんと見てなかったの!?

__

あんたがきちんと見てればこうはならなかったのよ!?

__

この…役立たず!

__

あんたなんか私の子供じゃないわ!!

え、?あ…お、おかあさっ…

__

もう、暫く帰ってこないでちょうだい!!

ま、待ってっ、

と、お嬢様のお母様は連れ去られたことを聞くと激怒。 お嬢様を責め始め、ついにはお嬢様を置いて帰りました。

…私の、私のせいだっ…

急いで見つけないとっ…死んでも…死んでも見つけないと…

…待ってて…"鏡華"…

必ず…必ず"灰羅"が見つけるからね…

何日も何日もお嬢様は妹様を 必死に、必死に探し続けました。

勿論、食事はありません。 恐らく2週間は探し続けていたと お嬢様は言っていました。

灰羅

鏡華…どこ…、

灰羅

何日も私探してるのに…

灰羅

どのくらい遠くに行っちゃったの…?

灰羅

私…私、ここがどこか分からないところまで来たんだよ…、?

灰羅

そろそろ…見つかってよ…

そうお嬢様が嘆いていた時に、いたんです。

身体中痣だらけの妹様を。 その姿はもう酷く、妹様はもう、あの世へと旅立って しまっていたようなんです。

灰羅

あ…鏡…、華…?

鏡華

………、

灰羅

病院…行かないと…

と、お嬢様は絶望しながらも、鏡華をおんぶして 病院に連れていきました。

灰羅

あ、あのっ、鏡華が、私の妹がっ…

__

…!?

__

ごめんね、もう…見ただけでわかるよ…

__

もうこの子は…"亡くなっている"

灰羅

っ…!そん…なっ、

__

お母さんの電話番号わかるかな?

灰羅

はい、これ…です、

__

ありがとう
今来るように言うね

と、妹様が死んだ事を言われるとどうしても 受け入れることが出来ませんでした。

__

あんたの…あんたのせいで!!

と病院から帰ったあとに責められ続けながらも 学校へ向かいました。

__

(コソコソ)灰羅ちゃんが妹殺したんだって…

__

(コソコソ)えー、じゃあそんなことした罰で虐めようよ、

__

(コソコソ)いいねそれ、やろやろー、

灰羅

…(鏡華…、鏡華…、)

__

ねぇねぇ、

灰羅

どうしたの…、

__

((バッシャーン))

灰羅

…え

__

人殺しなんか学校に来なくていいのよ。

灰羅

え、私はしてなっ…

__

嘘言わなくていいわよ。

__

人殺し

灰羅

…っ、

今までの友達からも人殺しと呼ばれるようになり お嬢様の居場所は、無くなってしまいました。

必死に助けて欲しいというサインを出しましたが、 誰も気づくこともなく、やがてお嬢様は心を閉ざしました

灰羅

ごめんね鏡華、私がちゃんと見てなかったから…

鏡華

……、

灰羅

…人間なんて、みんないなくなっちゃえばいいのに

灰羅

…都合のいい時だけ仲良くして都合が悪いと切り離す。

灰羅

…皆偽善者だ。

灰羅

電話をしてくれれば相談に乗る?そんなのだって嘘だ。

灰羅

この世界は不平等だ、

灰羅

…人間を辞めたいな…

そう思っていた時に現れたのです。 救世主、紫様が。

(アイコン違って申し訳ないわ)

初めまして、灰羅ちゃん♪

灰羅

…誰だ?

八雲紫よ♪よろしくね♪

灰羅

紫はなんの用で話しかけてきたんだ?

貴方…人間を辞めたいそうね…

灰羅

そうだけど何。あんたにどうこうできる
問題なんかじゃないだろ

いいえ、できるわよ

貴方が…

幻想郷に来ればね…

灰羅

幻想郷…?

灰羅

聞いたことないんだけど、

そりゃそうよ。この世界とは地続きだけれど特殊な結界で
覆われていて普通はこちらに来ることは出来ないもの。

それに幻想郷は忘れ去られしものが最終的にたどり着く
楽園だもの。幻想郷の存在を知っているはずがないわ。

灰羅

ふーん…

灰羅

…鏡華は生き返らせられるの?

勿論よ。あなたも素敵な幻想郷ライフを送ってみない?

灰羅

…わかった。

灰羅

向こうに着いたらまず鏡華を生き返らせてくれ。絶対に…

灰羅

その後に…人間を辞める方法を教えてよ。

わかったわ、じゃあ…

幻想郷に2名、ご案内~♪

灰羅

いだっ…

先代博麗の巫女

紫が言ってたのはあなた達のことかしらねぇ…?

灰羅

っ!?誰だ、!

先代博麗の巫女

私は__よ~、この博麗神社の巫女よ~

灰羅

…よろしく、

先代博麗の巫女

あら、あなたは名前を名乗ってくれないのかしら~、?

灰羅

私たちはあとから名前を変えたいんだ、だからまだ名乗らない

灰羅

…あとから人外にもなるし、

先代博麗の巫女

あら…それは聞き逃せないわね…

先代博麗の巫女

今からあなたを退治するわ

灰羅

…!?

灰羅

な、なんで…

先代博麗の巫女

なんでも何も巫女のお仕事だもの。

待ちなさい

この子は外の世界で酷い目にあっていたの。

それにここに来る条件が妹を復活させることと
人外にするという約束をして連れてきたの。

だから__がこの子を退治するというならばあなたを
力技でも倒させてもらうわ。

先代博麗の巫女

…そういう条件だったのね…

先代博麗の巫女

なら仕方ないわね~、今回だけよ~?

ええ、

灰羅

…怖い…こいつ…

先代博麗の巫女

ごめんね~…巫女のお仕事だったのよ~…

先代博麗の巫女

これから気をつけないとね~…

ちなみにもう妹ちゃんは治しておいたからね♪

灰羅

…!!

灰羅

鏡華…、!

鏡華

…?お姉ちゃん…?

灰羅

あぁそうだ、!

鏡華

お姉ちゃん…怖かったよぉっ…グスッ

灰羅

ごめん、ごめん…私がちゃんと見てなかったから…

鏡華

お母さんは…?

灰羅

…ごめん、私はお母さんのところには帰れない。

鏡華

どーして、?

灰羅

…もうあそこには私の居場所はないから。

灰羅

行くんだったら一人でいけ。

鏡華

…やだ!

鏡華

私、もうお姉ちゃんから離れないもん!!

灰羅

…!!

鏡華

もう離れない!だから私と約束して欲しいの!!

灰羅

…わかった

灰羅

紫、いい?

えぇ、構わないわ

灰羅

ありがとう、

灰羅

鏡華、これからは…ずっと一緒だ、

鏡華

…!うん!!

灰羅

早速だけど人外になろう、?

鏡華

うん!

一旦あなたたちの能力を拝見させてもらうわね

…!?

先代博麗の巫女

どうだったかしら~?

銀髪の方は…なんでも創り出す程度の脳力と
なんでも破壊する程度の能力…

黒髪の方は…世界を操る程度の能力と
過去を見る程度の能力…よ、

先代博麗の巫女

神様みたいね~

…!!それよ!

先代博麗の巫女

、?

あなたたちの種族は神様よ!

灰羅

神様…

灰羅

そうだ、

私の名前は神で鏡華の名前は乱!

乱、?

そう!!神様の神と書き読みはしん!

乱れるの乱と書き読みはらん!

僕は神様のような意味を持って、
乱は乱れた世界を治すんだよ!

…!すごいすごいっ!

ふふっ♪じゃああなた達は神様で神と乱ね、よろしくね♪

よろしく!

よろしくー!

こういった形で妹様との約束を結び、名前も変えました

そしてたくさんの時を経て、今のお嬢様となった

美桜

みたいな形で少々辛いお話なのです…

えむ

神…ちゃん…可哀想…

…美桜

美桜

お嬢様…どうか致しましたか

乱はどこに行ったんだい…?

美桜

妹様は現在私が作り出したフィールドに転送させて頂きました

そうか…

なら連れて行ってもらえるかな?

えむ

…ねぇ
神ちゃん!

えむ…どうかしたのかな?

えむ

…無理して笑わなくていいんだよ…?

…何…言っているのかな?

無理して笑っているわけないじゃないか…、

えむ

嘘!絶対無理してる!

…美桜、えむを頼んだよ

美桜

っ…

美桜

お嬢様!

美桜

私は…心の底から笑っているお嬢様が見たいのです!!

美桜

今のような無理しているお嬢様は嫌なのです!!

……、

そうか…なら…

私自身を偽らなくていいということだね?

美桜

はい!

そうか…なら…

目障りだ。さっさと失せろ…

美桜

…!?

今までは溜めていたがもう溜めなくていいということだろう?

話すのでさえストレスなのだ。

さっさと乱の元へ送れ。

美桜

お…お嬢様

…(圧)

美桜

…【転送】

よし…飲ませ終わったし帰るか…

……

えむ

神ちゃん…

うるさい

えむ

ひぃっ…

まふゆ

…大丈夫ですか?神さん、

黙れ

まふゆ

っ……

…(まふゆですら怯んでる…)

曲を…届けなくちゃ…

「美桜ー!ここから出してー!!」

美桜

【転送】

お姉ちゃん!助けてくれてありが…

バンッ

いっ…

お、お姉ちゃん…?

黙れ、

っ…いつものお姉ちゃんじゃないっ!!

何がだ!今のが本当の私だからな!!

いつものは演技に決まっているだろ!?

違う!今のが演技なの!!

違うに決まってるだろ!!

えむ

っ…乱ちゃんの言う通り今の神ちゃんは偽物だよ!!

…僕もえむくんと同じ意見だよ、

そんなわけない、!!

……神、目を覚ましなさい。

今の貴方は皆の言う通り偽物だと思うわ。

ッ…分からないんだよ…!!(泣)

どうしてこうなったかも!!何もかもが!!

本当の…本当の私は…どれなんだ…(泣)

誰か…教えて…教えてくれよ…っ…

本当の私はどれ…?生きる理由は何…?
なんで私は存在してるんだ…?
どうして…

感情が分からないんだ…?

美桜

…!?

1人に…させてくれよ…、

…(神に今までで1番寄り添ってきた人を…見つけないとね…)

⇸NEXT♡100

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