竜胆
夢っ!
急いで来てくれたのだろう
髪は少し乱れ、 息を荒くしている竜胆がいた。
夢
…りん、どう…ッ
夢
わたし…
夢
私…ッ!
竜胆を見た途端、 さらに涙が溢れ出てくる。
ぎゅ
竜胆が優しく抱きしめてくれる
竜胆
…頑張ったな
竜胆
ゆっくりでいい、
竜胆
家で話を聞かせてくれ
竜胆の言葉に頷き、私は涙を拭った
久しぶりに来た家は男2人暮らし とは思えない程、綺麗だった。
竜胆
ちょっと待ってろ
竜胆
お茶、持ってくる
言われるがまま、 ソファに座り気持ちを落ち着ける
竜胆
はい、温かいのにしたから
竜胆
これ飲んで一旦、落ち着け
夢
…ありがとう、竜胆
それから私が落ち着くまでの間、
竜胆は何も言わず ただ横に居てくれた。
夢
…竜胆、いきなりごめんね
竜胆
気にすんな、
竜胆
むしろ頼ってくれてありがとな
竜胆
…なにがあったか聞いてもいいか?
夢
…うん、実は今日…
私は今日あった出来事を話した。
竜胆
……
夢
なんか、馬鹿らしくなってきちゃった…笑
竜胆
……
夢
…竜胆?
竜胆
…ざけんなっ!
ガチャ
蘭
ただいま〜
竜胆
んだよ、それっ!
蘭
…とりあえず、竜胆落ち着け
竜胆
…ごめん…
夢
ううん、ありがとう
夢
怒ってくれて
蘭
夢ちゃん
蘭
俺にも何があったか聞かせてくれる?
説明中
蘭
…なるほどね
蘭
とりあえず、1回締めとく?(ニコッ
夢
…蘭ちゃん
夢
その笑顔で言われると
夢
冗談に聞こえない…
竜胆
俺は、兄ちゃんに賛成だ
夢
竜胆まで!?
夢
ちょ、ちょっと待って!
蘭
…ってのは、冗談として
蘭
夢ちゃんはさ、今どうしたいの?
蘭
彼氏になにかしてやりたい?
蘭
それとも、何もせず逃げたい?
蘭
か、まだ踏ん張って一緒に居たい?
夢
……
夢
…私は…
続く…