夢
…私は…
夢
わからない
夢
…まだあの人が好きで、一緒に居たい…
夢
でも、同時に信じれない
夢
一緒に居ちゃいけないとも思うの…
蘭
…そっか
蘭
時間はかかると思うけど、
蘭
しっかりと考えて、
蘭
夢ちゃん自身で答えを見つけないとね
蘭はいつもそうだ。
優しい言葉はかけてくれるが…
私のことを考えて厳しい言葉も はっきりと言ってくれる。
夢
…うん、ありがとう
竜胆
夢の答えが出せるまで、ここに居ればいい
竜胆
あいつのとこになんか帰るな
正直、竜胆の言葉は すごく嬉しかった。
甘えたい。
でも、迷惑をかけてしまう…
そう思うと素直になれなかった。
夢
…でも…
蘭
迷惑だって思ってる?
夢
……
蘭
夢ちゃんはさ、
蘭
まだ悩んでる途中なの
蘭
そんな中でこれ以上、
蘭
いろんなこと頑張っちゃうと
蘭
見つかる答えも見つからないよ?
蘭
しんどい時くらい周りに甘えなよ
竜胆
兄ちゃんの言う通りだ
竜胆
俺らは迷惑だなんて1ミリも思ってない
竜胆
むしろ、こんな時ですら
竜胆
頑張ろうとする夢はかっこいいよ
竜胆
でもさ、1人で頑張り過ぎて、
竜胆
頼ってくれないのは…悲しいな
今の私には嬉し過ぎる。
幸せすぎる言葉だった。
2人の言葉に涙を流しつつ、 私は頷くことしか出来なかった。
竜胆
少し落ち着いたか?
夢
うん、ごめんね
蘭
いいよ〜
蘭
とりあえず、今日はもう休んだら?
蘭
部屋はー…
蘭
竜胆の部屋、使いなよ
竜胆
は!?
竜胆
なんでだよ!
竜胆
客室あるだろうが!!
蘭
いいじゃん
蘭
夢ちゃんも弱ってる時くらい
蘭
誰かと一緒に居たいもんね〜?
夢
え、えーっと…
夢
私、1人で大丈夫だよ!
竜胆
…俺の部屋使えよ
夢
え?
竜胆
一緒が嫌なら、俺リビングで寝るし
夢
嫌って訳じゃないけど…
蘭
じゃ、決まり〜
蘭
そうと決まれば!
蘭
夢ちゃん、お風呂入っておいで
夢
あ、うん
夢
ありがとう
続く…







