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――噛み合わない現実
森は思っていたより静かだった
風の音も、鳥の音もある
なのに___
どこか張り詰めていた
みこと
低く言ったのはみことだった
弓を構えたまま、視線を動かす
LAN
LANが地面に魔法陣を描きながら言った
淡い光が足元を走る
いるま
いるまはすでに詠唱を始めていた
魔力の揺れが緊張感を増す
俺は剣を抜いた
心臓の音がうるさい
暇72
そう思った瞬間
影が、跳ねた
みこと
同時に魔物が飛び出す
速い、A級だ
咄嗟に剣で受けた
重い
いるま
いるまの魔法が放たれる
___はずだった
LAN
前にいるのは俺
つまり、巻き込まれる寸前だった
一瞬の戸惑い
それを、魔物は見逃さない
横から別の影
暇72
その時、こさめが間に割って入る
槍で受け止め、弾いた
こさめ
軽い声
だが、表情には焦りが滲み出ていた
すち
すちが叫んだ
すでに回復瓶を片手に待機している
いるま
LAN
戦場が割れる
俺は剣を構え直した
魔物の視線がこちらに向く
怖い
でも……
こさめ
こさめが横に来て肩を叩く
こさめ
そのこさめの言葉が心を軽くした
一歩、踏み出す
同時にみことの矢が敵を射抜いた
俺も続いて、敵を斬る
こさめの援護もあって、残る敵は数体
LAN
LANの結界が展開される
次の瞬間
いるま
いるまの光線魔法が敵を森ごと貫いた
みこと
こさめ
こさめが苦笑する
すちが俺の腕を掴んだ
すち
暇72
LAN
LANがため息をする
LAN
いるま
こさめ
6人の間に重い沈黙が落ちる
でも、
誰も離れなかった
俺は痛感した
強くなるって、 一人で前に出ることじゃない
まだ始まったばかりだ
この6人は
「戦える」だけで「噛み合える」わけじゃない
それでも
次はきっと___