TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

暴力・刃物類の演出があります。 ご注意ください。 nmmn 注意

ないにぃ、行こう?

ん!ちょっと待ってね…
よし、行こっ!

この先に何が待っていようと りうらは、受け止める。 そう心に決め病院へ向かった。

病院に着き 受付を済ませ、 兄と他愛のない会話をしていた 名前を呼ばれるまで。 今まで平気なふりをしてきた。 けれど、もう限界だ。 声が出なくなるのも、耳を塞いで蹲るのも。

昨日、約束したように 二人で。

りうらくん、こんにちは。

こんにちは、

今日はどうしたん?

あ…え? 今声出なくなんの!? 最悪……、

(桃の服を少し引っ張る)

りうら、最近声出てないんですよ。
たぶん?ストレスで…

ほうほう、声が出てないと…。
もしかすると心因性発声障害、

…?

なに、それ… 初めて聞く障害… これ治らないのか?

悠佑先生と兄が話し合いをしている。 りうらが話せないだけで、置いて行かれる感覚になってしまう。 辛い、話したい。紙じゃなくて、メールでもなくて、声で。

…っ

りうら、大丈夫だよ。俺がついてるから。
なにかあったら俺に言って?

(涙目で頷く)

りうらくん、そんなに悲しむことないで。
この障害は治るから。
ストレスを溜めへんように発散方法を
お兄さんと話してみぃ?

…!治、るの?

おん、時間はかかるけどなっ

悠佑先生はにこっと笑いかけてくれた。

治る、って…言われて安心、した

そうだね、一緒に治していこうね

病院からの帰り道、兄と笑い合いながら帰った。 帰ってから何をしよう 今日のご飯はなにがいい? そんな会話でも声を出して話せたことが嬉しかった。

未来の俺へ_ もし自分が笑えなくても、泣けなくても、 彼を幸せにしてから離れてください。 過去の俺より。

続く_. next ♡50

この作品はいかがでしたか?

37

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚