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祐菜
(なんでそんな質問をするのか分からい)
祐菜
別にどっちにでもないですけど
莉瑚
本当に？
莉瑚
私にはそうは見えないけど
莉瑚
高校の時から私と話す時玲王と話す時の顔が違った
莉瑚
自分では隠せてると思ってるのかもしれないけど
祐菜
まるで私に好きになって欲しいみたいに言うんですね
莉瑚
だって好きな人には幸せになって欲しいじゃない
莉瑚
言っとくけど玲王のことを言ってるのよ
祐菜
いやそれは分かってるんですよ
祐菜
それと私になんの関係があるのかと思ってるんです
祐菜
幸せになって欲しいと思うのならあなたがやればいいのでは？
莉瑚
それが出来たらやってるわよ
莉瑚
だって玲王が好きなのはあなただから
祐菜
それはなんの冗談ですか？
祐菜
(そんなわけないのに)
祐菜
(でも何故か本当ならいいなと思ってしまう私がいるのは何故だろう)
莉瑚
冗談なんか言わないわよ
祐菜
(本当だとしても私にはもったいない人だし)
祐菜
だとしても私よりいい人がいますよ
祐菜
私は彼を幸せにすることは出来ない
莉瑚
結婚はしないとかういう理由で否定すると思ったのに
莉瑚
じゃあ私は帰るわ
パタン
祐菜
(確かに私は結婚する気はなかったはず)
祐菜
(なんで私はそれを理由に使わなかったんだろ)
祐菜
(私もしかしていやそんなわけない)
祐菜
(いずれ人の感情は変わる)
祐菜
(例え御影君が今私のことが好きだったとしても)
祐菜
(私の性格なら飽きられて終わり)
祐菜
(こんな面白くもない人を好きになるなんて)
ガチャ(ドアの開く音)
玲王
ただいま
玲王
そんな考え込んでどうした？
祐菜
いやなんでもないです
玲王
誰かが来たのか？
祐菜
ああ綾森さんが
玲王
綾森？
少し声を低くして言う
祐菜
(もしかして嫌いなの？)
祐菜
久しぶりに会えてよかっです
玲王
社長じゃねぇのか
祐菜
そうです
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