らいおんくんとねーちゃん。

ふとミアのことを思い出した。 そういえばミアどこに行ったんだろ.. 教室に戻ってもミアはいなくて、学校を一周したけど それでもいなくてすごい心配になってきた。

文化祭の終わりの合図が鳴って、片付けの時間になった。 それでもミアはまだ戻ってこない。 でもミアを探して片づけを手伝わないのはヤバいから片づけをして、 先生のさようならですぐミアを探しに行った。 (メイド服のまま)

私がただ一つだけ探してない教室があって、立ち入り禁止の教室なんだけど どこを探してもいないからあそこしかないと思ってそこの教室まで ダッシュで走る。

その教室の前まで行けば小さく聞こえる声。 ドアに耳を押し付けて耳を澄ますと、 ミアの泣いてる声と一人の男の人の声。

って甘ったるく気持ち悪い男の声。

ミアの泣き声に我慢出来なくて、

ドアをガラッと開ける。 中にはミアがいて、縛り付けられて動けなくされていた。

そうすると男は焦って、

そしたらミアは苦しそうな顔で、

って涙流しながら言う。

こいつもしかして...ミアが男苦手になった原因...？

えっ私...最近までやってたけど...

話を聞いて1回もミアを最低なんて思わなかった。思うわけがない。 この男がクソすぎるっていうことはものすごく理解したけど。

しかも私はお金の為じゃなくて自分の気持ちよさのためなんだけどうん。

ミアぽかーんってしてるよ.. 私変態みたいになってるやば

うわきも... でも私らいおんくんとうさぎくんとかにすごい色々やられたことあるからな... やだ、らいおんくんのこと思い出しちゃうと嫌われたことを思い出しちゃって 悲しくて勝手に涙が出てたっぽい。

そりゃ驚くよね。何もしてないのに女子泣きだしたらさ。

その隙にミアは縛られてた紐を切ってたみたいで、

って私のところまで来て腕を引っ張って外に出ようとした。 ..けど

ってドアの前に先に男に立たれて、

私たちは怖くてドアから離れた。 なぜなら男はナイフを持ってたから。

男が私のメイド服を破こうとした時、らいおんくんっ..助けてって 強く心で思う自分がいて。

そしたらドアがガチャリと鳴って、それにビックリした男が ナイフを落とした隙に私が拾う。 あぁ、私がピンチな時にいつも来てくれる人は...

らいおんくん...。 嫌いなのに助けに来てくれて、なんてかっこいいんだろう.. きっと鍵もわざわざ..

なぜからいおんくんの言うことを素直に聞く男。 私の持ってるナイフだけ奪い取って去ってった。 もしかして知り合い...？ だとしたら...どういう関係性...