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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

先ほど蛍丸が気になった為、私は来派のテーブルに向かった。

柘榴

蛍丸~、楽しめてる?

声をかけつつ抱きしめれば、蛍丸は私の腕をつかみつつ振り返った。

蛍丸

主が居ないからつまんない

未だ、頬を膨らませて拗ねている蛍。うん、、、、、可愛すぎてしんどいよ?

柘榴

ごねんね?粟田口のテーブルを回ってたから、、、今からは、ほたるんの席にいるから一緒に楽しもう?

蛍丸

、、、主がいるなら楽しめそう

もう癒しでしかない!そう言えば、一番最初に出会って私が顕現した子。私の初期刀も蛍丸だったよね。ここに来てまだそんなに経っていないのにずっと昔から居たような気持になる。

愛染国俊

よ!主!いやぁ、主の作った料理すっげー美味い!

柘榴

美味しいって言ってもらえて私は嬉しいよ~。愛染、素直でいい子だからハグしてあげる!

私は蛍丸の近くに座っていた愛染をぎゅっと抱きしめた。

愛染国俊

ちょ、やめろってば、、、!//

頬を赤らめながらモゾモゾと私の腕の中で動いてる愛染ショタなのに照れ屋さんだなぁ、まぁそこが可愛いんだけど!

明石国行

蛍丸に国俊ばっかりずるいですわ。主はん、自分も抱きしめてくれへん?

柘榴

え、、、、、、可愛くないから嫌だ

見た目大人の明石を抱きしめるってなんというか、、、、うん。それに明石はどこかエロいから尚更近寄りたくはない。

明石国行

可愛いのがええんですか、、、自分も頑張れば可愛さ出せますわ

柘榴

やめて。想像しただけで鳥肌立つから

明石国行

主はん酷いなぁ、、、なんで蛍丸と国俊には甘いのに、自分には厳しいん?

柘榴

それは明石が変態だからです、自覚してください

無意識にやってたの!?怖いからね?普通に怖いからね?私は蛍丸と愛染を撫でながら明石を横目で見た。

蛍丸

国行は主にセクハラ行為するから、主には近寄らないでよね。俺の主なんだから

明石国行

え、、、蛍丸酷いわ、、、

蛍丸の言葉にあからさまに落ち込む明石。明石は蛍丸を贔屓してるもんね。大好きな蛍丸にそんなこといわれたらそりゃ落ち込むよね。

柘榴

明石、、、

明石国行

ん?

柘榴

ドンマイ✩

明石国行

主はん、冷たすぎや

明石を弄るのは楽しいと内心密かに思ってしまったのは内緒である。 そんな中、愛染は料理を夢中で食べていた。ハムスターか、、、、!可愛いな、おまっ、、、、、

柘榴

愛染ゆっくり食べな?まだいっぱいあるからね!

愛染国俊

ん、わかってるって!主もちゃんと食えよ!

食べながらにっと笑いかけてくる愛染を見れば何だか気が安らんだ。 私がここに来てから初めて味方をしてくれたのはこの3人だったなぁ。まぁ、明石は最初こそ刀向けてきたものの最終的に良い仲間になったし。この3人には感謝しかない。この3人に出会ってなかったら、、、私は今頃どうなっていたのかな、、、、、。そんな事を考えれば目頭が熱くなって下を向いた。それを心配したのか、3人が私の顔を覗き込んできた。

蛍丸

、、、、、、主?

愛染国俊

え、どうしたんだ?

明石国行

具合悪いん?

柘榴

え、あ、ごめん。ここに来て初めて味方してくれたは来派の皆だったなって思い返してさ、何か3人と居るとすごくホッとするなってことに気がついて、本当に3人が居なかったら、私きっとここまで来られなかったと思うから!

楽しい宴の席で泣くのは嫌で、私は涙をこらえて笑顔を見せた。

蛍丸

主、、、俺だって、主に感謝してるよ?主が救い上げてくれなかったら、、、今こうして楽しい日常は送れてなかったと思うしね

蛍丸はほんのり笑みを浮かべながら、いきなり感謝の言葉を述べ私の頭を慣れない手つきで撫でてくれる。

柘榴

ほたるん、、、、、

蛍に頭を撫でられ、胸がキュンとした。蛍丸に感謝の言葉を述べられ涙を零しそうになったが、何とか堪えたが、、、、明石と愛染も思い思いに口を開いた。

愛染国俊

俺だって主には感謝してる!もう審神者なんて信用できねぇって思ってたし、人間なんて私欲のためだけに俺達をモノとして扱って酷い奴らしかいないんだって最初は思ってた、、、、、でも主は違くて、あんな酷い目に遭わされた蛍さえも主に付いてたし俺も信じてみようって思えたんだ。今は毎日が楽しい!これも主のおかげだ!

にっと笑いながら、こちらに言葉を投げかけてくれる愛染。

明石国行

自分は、最初主はんのこと信じてなかったんですわ、、、、、だから刀向けてしもたけど、、、、蛍丸が主はんを思う気持ちと、主はんと居て笑ってる国俊を見て信じようって思えたんです。国俊と同じく、毎日楽しい時間を送れてるから、ほんま感謝してますわ

柘榴

、、、、、そんなこと言われたら、涙が我慢できなくなるよ、、、

こんな私が三人に感謝されるなんて思ってもなかった。審神者らしくないし、何か特別なことをしたわけでもない。ただ、わちゃわちゃしてるだけの私に感謝なんて、、、本当に泣けてしまう、、、!!!

蛍丸

悲し涙なら流さないで欲しいな、、、、、、でも、嬉しい涙なら流していいよ?

未だに私の髪を撫でながら顔を覗きながら見守ってくれる蛍丸 その行為に我慢出来なくなり、私は涙を流した。

柘榴

蛍丸、、、、、あるがとう、、っ、三人とも、大好きだよ!!!!この世で一番大好き!

私は涙を拭いながら3人に思いを告げた。 大好きなんて言葉じゃ足りないけど、今はこの言葉だけで許して。ほんとに大好き!!

愛染国俊

へへっ、主は泣き虫なんだな!

明石国行

主はん、自分の胸で泣いてもええんですよ?

そう言いながら両手を広げてくる明石

柘榴

いえ、結構です。明石の胸で泣くくらいなら蛍丸の胸で泣きます

明石国行

主はん、酷いですわ、、、

柘榴

明石の胸板とかなんかエロいというか破廉恥というか、、、そもそも何でそんなにはだけさせてるの?

私は涙の痕を拭いながら、ずっと気になってた明石の服装について問いかけた。

明石国行

これは、、、なんていうか、現代でいうふぁっしょん?みたいなもんですわ

柘榴

ファッションなのか、、、そう言えば皆お洒落だよね。着こなしが、、、

蛍丸

俺は?オシャレ?

自分の服装が気になったのか、両手を広げながら見せてくる蛍丸。

柘榴

うん!蛍んはすっごく可愛いよ!

愛染国俊

なぁなぁ、主!俺のこのシャツ見てくれよ!愛染明王!かぁっこいいだろ!?

そう言って、自分の着ているシャツを自慢げに見せてくる愛染。

柘榴

確かにかっこいいし、色合いも愛染に似合ってるね!

愛染明王も似合っているし、黄色の色合いも素敵だから褒めておいた。まあ私はなんちゃら明王とかなんちゃら菩薩はよくわかんないんだけどね。

明石国行

主はんも、巫女服似合ってはります

蛍丸

うん、可愛い

愛染国俊

主は何でも似合うけどな!

私の巫女服を見ながら、3人が褒めてくれる。にしても、照れる、、、!私褒められるの苦手だから。

柘榴

まさか審神者になって巫女服を切るなんて思わなかったから、、、なんか新鮮な感じだよ~

蛍丸

でも、足出てるから心配だなぁ、、、。セクハラされないようにね?主にセクハラしていいのは俺だけだから

え?蛍んどうしたの?なんか言ってることが独占欲強めなんだけど、、、。まぁ、蛍んにならセクハラされても私は嬉しいから良いんだけどね!

柘榴

蛍んなら大歓迎!いっぱいセクハラして?

明石国行

なら自分も、、、

私に伸びてくる明石の手をパシッと振り払った。

柘榴

明石にはセクハラされても嬉しくないから!あと明石がやると犯罪だから!

愛染国俊

(主さん、、、出会った時よりもショタコンが悪化してるような、、、、、、これも粟田口の短刀が原因だろうな)

誰よりも冷静で大人な愛染だった。

蛍丸

国行、調子に乗らないでよね

明石国行

蛍丸、、、、、、いつからそんなに反抗的になったん、、、

蛍丸に毒を吐かれてる明石がとても面白い。まるで反抗期の息子と、お父さんみたいなこの2人を可愛いと思ってしまう私はもう末期なんだろうか、、、?

柘榴

愛染、あの2人仲良しだね

愛染国俊

まぁ、国行は蛍に甘いしなぁ

明石は何かしら蛍丸を贔屓している。愛染は寂しくならないのだろうかと、私はふと不安になった。

柘榴

愛染は寂しくなったりしないの?

愛染国俊

んー、別に?

柘榴

本当に?

愛染国俊

国行に甘えたいとか思わねぇし、それに、、、、、国行より主に甘えたいっていうか、、、、、、って何言ってんだ俺!!今のは無し!忘れろ!

え?何いまの、、、。愛染、お前可愛すぎかよ!宴だからなの?デレ期?愛染が可愛すぎて私はもう天に召されそう、、、、、。

柘榴

愛染、可愛い!もっとたくさん甘えてきていいんだよ!愛染になら何されても嬉しいし、大歓迎だからね!

愛染国俊

だ、大歓迎って、、、//!そんな恥ずかしい事できるか!!//

柘榴

照れない照れない、顔真っ赤だよ?

愛染国俊

うるせぇ!//

私はじっと愛染の顔を見れば、愛染はそっぽ向いてしまった。あぁ、エンジェル、、、、、、。やっぱりかわいいって罪だよね。あ、話し込んでたら結構時間経ってた。私は次のテーブルに行こうと3人に声をかけた。

柘榴

さてと、私はそろそろ次のテーブルに回ってくるね?

蛍丸

えー

不満そうな顔をする蛍丸。あぁ、可愛い。慕われてるんだって実感出来て私は幸せだよ!

柘榴

ごめんね?他にも約束しちゃったからさ、、、後で添い寝するから許して?

蛍丸

添い寝?じゃあ楽しみにしてる。主、残りのテーブルも頑張ってね?

天使!エンジェル!これでほかのテーブルも頑張れそうだ。ありがとう、蛍丸。

明石国行

自分も添い寝お願いしますわ

柘榴

私の隣は蛍丸と愛染で埋まるので無理です

明石国行

自分の扱いがとうとう鶴丸はん並に、、、、、、

落ち込む明石を他所に、私は次のテーブルに向かった。

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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コメント

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続きが楽しみです!!

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