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ミヤ
ミヤ
ミヤ
ミヤ
僕らの町を一望できる展望台
僕“ら”の思い出の場所だった…
あの日までは…
五年前
ミヤ
アコ
彼女は葉空アコ、僕の大切な人だった
アコと知り合ったのは この年の夏だった
アコ
ミヤ
僕らは夏休みの間
お互いの都合が合えば この展望台で町や星をみていた
アコ
アコ
ミヤ
アコ
結局その約束を 僕は守ることは出来なかった
家に着くと母親に
母親
母親
ミヤ
母親
母親
その後母方の実家に帰りると 業者の人が待っていて
葬儀についての話をずっと母さんの横で聞かされる羽目になり
スマホも取り上げられた為連絡すら取れなかった
……
ミヤ
ミヤ
泣かないで…
ミヤ
不意に聞き覚えのある声が 耳に響いた
ミヤ
ミヤの所為じゃ無いよ… 私が死んだのは
私は自分の不注意でこうなったの…
ミヤ
そういった刹那光の粒子が集まり僕の前にはアコが現れた
アコ
そう言いながら僕を撫でる手はとても暖かく心地よかった
アコ
次に気がついた時には辺りはもう 真っ暗だった
ミヤ
その時ふと視界の隅を何かが横切った
ミヤ
ミヤ
視界の隅を横切ったのはペルセウス座流星群だった
ミヤ
ミヤ
僕はこの夏の出来事を忘れられないだろう…