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ミヤ

また…きちゃったな

ミヤ

この場所に

ミヤ

結局僕は…

ミヤ

彼女のことを
忘れられなかったって訳か

僕らの町を一望できる展望台

僕“ら”の思い出の場所だった…

あの日までは…

五年前

ミヤ

ごめん、遅くなった

アコ

ううん、大丈夫!

彼女は葉空アコ、僕の大切な人だった

アコと知り合ったのは この年の夏だった

アコ

じゃ、展望台の上まで行こ!

ミヤ

うん!

僕らは夏休みの間

お互いの都合が合えば この展望台で町や星をみていた

アコ

今日は空が澄んでいるから流星群が見れるんだって、だから夜にまたここで会おうよ!

アコ

それで一緒に見よ!流星群!

ミヤ

そうなんだ!
わかったまた夜に会おうね

アコ

うん約束!

結局その約束を 僕は守ることは出来なかった

家に着くと母親に

母親

おじいちゃんが亡くなったの。ミヤも急いで着替えなさい…

母親

今すぐ実家に帰るわよ

ミヤ

え、僕今日は…

母親

何言ってんの!!

母親

なんだか知らないけど早く準備しなさい!!

その後母方の実家に帰りると 業者の人が待っていて

葬儀についての話をずっと母さんの横で聞かされる羽目になり

スマホも取り上げられた為連絡すら取れなかった

……

ミヤ

僕の所為だったんだ…

ミヤ

ごめんアコ…本当にごめん…

泣かないで…

ミヤ

!?

不意に聞き覚えのある声が 耳に響いた

ミヤ

ア…コ?

ミヤの所為じゃ無いよ… 私が死んだのは

私は自分の不注意でこうなったの…

ミヤ

でも…

そういった刹那光の粒子が集まり僕の前にはアコが現れた

アコ

ミヤの所為じゃ無いから

そう言いながら僕を撫でる手はとても暖かく心地よかった

アコ

ふふ…おやすみミヤ君

次に気がついた時には辺りはもう 真っ暗だった

ミヤ

やばい…帰らなきゃ…

その時ふと視界の隅を何かが横切った

ミヤ

ミヤ

わぁぁ…

視界の隅を横切ったのはペルセウス座流星群だった

ミヤ

アコ…

ミヤ

また会えるかな…どこかで…

僕はこの夏の出来事を忘れられないだろう…

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