貴方が好きでたまらない

朝__目が覚める。 今日も"あの人"の夢を見た。 嗚呼__幸せだ。

欠伸をし,見た夢を思い出す。 自然と笑みが零れ出してしまう。

服を着替え,キッチンへと向かう。

"あの人"の国家を鼻歌で刻み、ご飯の準備を始める。朝ごはんの他にお弁当を2つ作り、横に寄せて置いておく。

ご飯を作り終え,その場に椅子を持ってこればパパッと食す。 シンクに食器を乱雑に置けば、持ち物の準備を始める。

カバンに荷物を詰める。 最後、お弁当を入れれば部屋の電気を消す。 "あの人"との待ち合わせに遅れてしまう。 早く行かなければ…斗、急いで玄関を出、鍵を閉め

小走りで待ち合わせ場所に向かう,

待ち合わせ場所,着いた頃にはもう彼女は到着していた。

そう言いつつもハンカチを渡してくれる彼女。 嗚呼、優しい。可愛い、今すぐにでも私のものにしたい。誰にも見て欲しくない。

黙り込んだ私を見て心配する彼女。 可愛い、愛おしい、嗚呼………。

咄嗟に嘘をついてしまった。 自身の気持ちを抑えるためだ。

感謝を述べ、歩き始める。…………

家の前まで来た。

…周りに人が居ないことを確認した。

私はフランスのうなじを軽く叩いた。

フランスはこれだけで気絶した。 弱い、可愛い。

やっと手に入る゛。

私のモノに。