そらるさんとの電話やメールのあと
俺は坂田の事ばかり考えていた
ガチャ
うらたぬき
坂田
うらたぬき
少しだけ、目に涙がたまる
うらたぬき
うらたぬき
坂田
え...なに、この沈黙...
俺は堪えきれなくて、声を出した
うらたぬき
坂田
なにか言い出す前に...口を突っ込まれる
うらたぬき
坂田
な...なに、が...?
坂田
うらたぬき
なんの...話だよ
この涙が...全部、演技だって、そう思うのか
坂田
...坂田
坂田
また...黙り
坂田
俺はそれに
うらたぬき
黙って受け入れる事しかできない
うらたぬき
部屋に戻ると、あの吐き気
坂田の曲を再生しながら、もう寝ることにした
うらたぬき
ドアがちょっと開いた気がするが...
ま、気のせいだろう
そして...そのまま、夜が明けた
うらたぬき
視界には誰もいないが...一応言っておく
今日は、そらるさんと病院に行く日だ
坂田には、絶対ばらさない
うらたぬき
少しの吐き気...だが、ありえないものが 出てきた
うらたぬき
俺は途端に怖くなって、すぐにビニール袋に突っ込んだ
いい...余計なことは考えず、今はそらるさんに会いにいこう
しばらく歩いていると、そらるさんがいた
そらる
笑顔で手を振りながらこっちを見る
...坂田も、よくやってたな
うらたぬき
俺がそらるさんに聞く
そらる
強がりのそらるさんが珍しく素直に言ってくれた
そらる
うらたぬき
いやまあ...大丈夫じゃないもの吐いたけど
うらたぬき
そらる
番号8番の方...診察室へお越しください
うらたぬき
そらる
ガチャ
うらたぬき
先生
俺は近くの丸型の椅子に座る
うらたぬき
うらたぬき
先生
うらたぬき
俺はビニール袋を手渡しする
正直、気味悪がられるのが目に見える
先生
先生の顔が一気に険悪なものになる
先生
うらたぬき
先生
先生
聞いたことも無い病名だった
だが、先生の表情で...ヤバいやつなのだとは分かった
先生
うらたぬき
奇病、だ
先生
先生
余命すらも、わからない
いつ死ぬのか、わからない
先生
先生
先生
先生
先生
うらたぬき
先生
ガチャ
そらる
うらたぬき
そらる
うらたぬき
そらる
うらたぬき
俺は急いで病院から出た
うらたぬき
愛し「あっている」
少し前だったら、簡単に言えたのに...
坂田
あれ...坂田?
隣にいるのは...?
まふまふ
坂田
...最悪だ、まふと視線があった
まふまふ
坂田
うらたぬき
そらる
後ろからそらるさんの声がする
そらる
花吐き病の話だろう
そらるさんの診断結果も、きっとそれだったんだ
うらたぬき
まふまふ
うらたぬき
坂田
そらる
まふまふ
坂田
...まふと坂田が行ったあと...沈黙が場を包んだ
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
コメント
33件
あほの坂田家 ねーありがと(´;ω;`)
もも わすれられんぼ最高だよなぁ...
ねー泣く(´;ω;`)