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三ツ谷
ポツリと言葉を零すと夢が足を止めた
夢
夢がハッとなったようにこちらに振り向く
少しビックリしたが顔が会うとなるべく優しく見えるように笑う
夢
聞こえるか聞こえないか、という声量 だがオレにはハッキリと聞こえた
三ツ谷
夢の名前を呼ぶと同時に扉がパタンと閉まる
三ツ谷
夢がいなくなって静まり返る、広く見えるが今になってみるととても狭い
三ツ谷
三ツ谷
マイキーについて行く、そう決めて人を殺せ
と命じられた時..オレはダメだった
ー数年前ー
三ツ谷
目の前で動いているのはこれからオレが殺す人間
涙目でこちらに必死に訴えている
三ツ谷
今から人を殺す
1度殺したら戻れない
マイキーについて行くからには人を殺すのは必須
三ツ谷
覚悟を決めて、拘束された人に銃口を向ける
三ツ谷
手が震えて銃口が相手に定まらない
三ツ谷
何発も相手に撃つと無駄な苦しみを与えてしまう
せめて一撃で...
引き金に指をかける..そうして撃とうとした時だった
夢
三ツ谷
バンッ、腰が抜ける程の爆音が部屋に響く
夢
三ツ谷
爆音とともに発射された銃弾は撃とうとしていた人と 的外れなところに当たっていた
夢
夢
三ツ谷
緊張が一気に解けて息が上がる
夢
体が暑い、目の前が霞む
三ツ谷
夢
三ツ谷
足に力が入らず、床に倒れる
夢
夢
三ツ谷
三ツ谷
夢
夢
三ツ谷
三ツ谷
夢
この時、感謝や嬉しさ、安心色んな感情が入り交じった
でも、1番思ったのは
三ツ谷
足手まとい..だな