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人間1号

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人間1号

9 - Episode.9

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202

2024年06月03日

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鳴海

いや第3部隊からなんとなく説明あったろ。
初耳とか言うなよ!?

○○

あー…んん〜…??

○○

アマガサ、覚えてる?

アマガサ

全く?
てか第3部隊てナニ?

○○

保科さんが居たとこ

アマガサ

ああートシマね!
はいはいはいはい…

○○

「ホシナ」な

鳴海

全く…気が抜けるな

鳴海

お前ら本当に連携出来るのか?

○○

アマガサの気分次第ですね。
私はアマガサ大好き人間1号なので、なんぼでも合わせられる気がしますが

アマガサ

キモイ
○ね

○○

ホントにお前私に当たり強いな

鳴海

…なんぼでも…か

鳴海

それ、本当か?

○○

勿論。

鳴海

なら問題解決だ!

アマガサ

ほぇ?

○○

え……っと、?

鳴海

アマガサの戦いに○○が全て合わせていけば良いんだよ。

○○

…それ
私の負担凄くないですか

鳴海

そりゃな
いや、アマガサしか居ないお前の事だしケロッとやり遂げると思ったんだが

○○

……まあ

○○

やれば出来ちゃうと思いますよ。

○○

アマガサことは全部分かってるつもりなので。

アマガサ

……全部?

○○

…全部。

鳴海

じゃ、訓練始めるか!!

○○

はい。
頑張ります。

鳴海

…と言っても
お前体力ないからまず基礎体力を増やすところからだな

鳴海

心臓のこともあるし過度な運動は最悪死ぬだろ

○○

鳴海さんに優しさは似合いませんよ。

鳴海

ハァー?!?!💢

アマガサ

うるさいマルミ💢

鳴海

ナルミな!?!?

──────30分後

鳴海

……ま、一通りは終わったな。

鳴海

これを毎日続ける。

○○

わか…りまじだ、、、はぁ…じぬ゙………ッ

○○

でも……耐えれる゙とお゙もわれます…ゲホッ…

アマガサ

スパルター♪
もっとやれマルミ!!

鳴海

これ以上は殺しかねないからやらねーよ

鳴海

今日はここまでだ。

○○

ありがどゔ……ござい゙まず……

鳴海

……。

まあ…発作さえ起きなければセーフか…

鳴海

…発作さえ起きなければ、

────隊長室

カチャカチャ ピコッ ドカン!!!

鳴海

あ゙──────スナイパー上から見てる
顔出さねー方が良いか…

ガチャ

長谷川

鳴海。

鳴海

長谷川
今忙し

長谷川

○○が倒れた。

鳴海

…………。

鳴海

は?

ガチャッ

鳴海

○○…っ

アマガサ

○○は寝てるよマルミ。
もう治まったポイ

鳴海

……すまん

アマガサ

…お前のせいジャナイよ

アマガサ

運動をするとどうしても弱った心臓はバグを起こス、ってダケ

鳴海

………、

その時ボクはこう思ってしまった。

○○に日本を守る事が出来るのだろうか、と

長谷川

…鳴海

鳴海

分かってる長谷川
もう気にしない

長谷川

そうじゃない。

長谷川

俺は○○の発作は本当に心臓の発作なのか疑問に思う。

鳴海

…?

アマガサ

胸が弱いんダロ?

長谷川

そう…だが

長谷川

○○の幼少期に何か関係があるとしたら?

鳴海

……あ

鳴海

パニック発作…?

確かにそれなら納得できる。

アマガサ

パニック…?

鳴海

…パニック発作は
強いストレスなどを感じた時起こる発作だ。

鳴海

不安障がいの1つとされている。

アマガサ

…1号の過去、か

パチッ

○○

………あ

アマガサ

鳴海

起きたか

○○

…私また…

鳴海

当分の間運動は避けよう。
討伐は座学も大事だ。

○○

…はい、

結果を出さなきゃ…殺処分

このままじゃダメなのに………!!!!

このままじゃ…私もアマガサも

○○

ごめんなさい…ちょっと
外の空気吸ってきますね

………。

鳴海

…ああ

ガチャ バタン

鳴海

…はあ

鳴海

どうしたものか…

──────有明りんかい基地 屋上

○○

………

○○

(なんでだろう…)

訓練中、私はなぜか すごい嫌悪感を抱いていた。

無能な自分に対するものでも、運動することに対してでもない。

最近、自分の気持ちが何に対して抱いているものか よく分からなくなるときがある。

そして、何か忘れているような感覚がずっとある。

…鳴海さんの言葉を聞いてから

○○

「若いんだから諦めるな」…か

人生の数ページが抜けているような… そんな感覚

キィィー…

○○


あ、アマガサか

アマガサ

よ、1号

○○

どしたん?

アマガサ

ベツニ
ジブンも外の空気を吸いに来たダケ

○○

アマガサらしくないね

アマガサ

1号がジブンにどんなイメージを抱いてるかは知らんガ
ジブンもしんみりする時はアル

○○

へぇー意外

○○

私、アマガサのこと全部分かってるって言ったけど
全然そんなことないんだね

アマガサ

話してない事もまだあるガ
大体わかっていると思うゾ

○○

ふーん

…………。

○○

ねえアマガサ

アマガサ

○○

アマガサは私の事どれぐらい知ってる?

アマガサ

100を知らないんだからどれぐらいかも分からん

○○

…そう

○○

アマガサ。私はね、自分の事も理解しきれてないんだよ

アマガサ

○○

自分の100を知らないの。
多分ね

アマガサ

…ドユコト?

○○

聞き覚えのある言葉が、誰のものなのか思い出せないの。

○○

誰が言っていた言葉なのか、いつ言っていた言葉なのか

○○

でも、何か大切な事だってことは分かるんだ。

○○

これってどうやったら治せるのかな?

アマガサ

………そう、ナノカ

○○

うん
よく分かんないけどね

○○

人生の大事な所だけ黒塗りにされたような感じ

○○

すっごい気持ち悪いんだ(笑)

アマガサ

……ツマリ
記憶が抜けてるってコトか?

○○

多分ねー
ま、前世とかの記憶かもしれないけど!

アマガサ

……なんで

○○

アマガサ

なんでそういうこと…言わないノカ?

○○

え?
言う必要が無いから…かな?

アマガサ

……1号

アマガサ

大っ嫌いダ

○○

は…、

キィィー… バタン

○○

え…は、

○○

まって…待って待って

○○

アマガサ…待って……!!

○○

置いていかないで…っ、

○○

……あ…っ、

ザザッ

   

やだ!!待って…!!!!
置いていかないで!!!!

   

大好きだから…!!!!
まって…っ!!!!

   

うわぁあああああああっ………!!!!
嫌だ…っ、嫌!!嫌あっ!!

ザザッ

○○

……あ、、

○○

まって
そういうこと…?

私は思い出した。 いや、思い出せたんだ。

自分の全部を。

○○

……なんでっ…
忘れてたんだろ、っ…

○○

うわぁっ……うわあぁん…っ、、

○○

もうやだよ………っ、

○○

お父さんっ…!!

私の記憶は 小さな日常の言葉の欠片から掘り起こされました。

そして、とてもとても悲しい 悲劇のようなものが、小さい頃の私の身に起こっていたのです。

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