優羅
おはこん
優羅
なんかさっき名前曲パロってなってた
優羅
取り敢えずどぞ
優羅
私
優羅
屋上で靴を脱ぎかけた時に
優羅
三つ編みの先客に、声を掛けてしまった。
優羅
「ねぇ、」
優羅
「やめなよ」
優羅
口をついてでただけ
優羅
ホントはどうでも良かった
優羅
先を越されるのがなんとなく癪だった
優羅
三つ編みの子は語る
優羅
どこかで聞いたよな事
天羅
「運命の人だった」
天羅
「どうしても愛されたかった」
優羅
「ふざんけんな」
優羅
「そんなの事くらいで」
優羅
「わたしの先を越そうだなんて」
優羅
「欲しいものが手に入らないなんて」
優羅
へ…?
クズ
だから別れよう
クズ
お前には絶望した
豚
フフ
豚
早く行きましょダーリン♡
クズ
嗚呼
優羅
ッ
奪われた事すら無いくせに
天羅
「話したら楽になった」
優羅
って三つ編みの子は消えてった
優羅
さぁ今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに
優羅
背の低い女の子
優羅
また声を掛けてしまった
優羅
背の低い子は語る
優羅
クラスでの孤独を
優
「無視されて奪われて」
優
「居場所が無いんだ」
優羅
「ふざけんな」
優羅
「そんな事くらいで」
優羅
「わたしの先を越そうだなんて」
優羅
「それでも」
優羅
「家では愛されて」
優羅
「温かいご飯もあるんでしょ」
優
「お腹が減った」
優羅
と泣いて背の低い子は消えてった
優羅
そうやって
優羅
何人かに
優羅
声を掛けて
優羅
追い出して
優羅
わたし自身の痛みは誰にも言えないまま
優羅
初めて見けたんだ。
優羅
似たような悩みの子
優羅
何人目かに会ったんだ
優羅
黄色いガーディガンの子
〇〇
「うちに帰るたびに、増え続ける痣を」
〇〇
「消し去ってしまうため」
〇〇
「ここに来たの」
優羅
と言った。
優羅
口をついて出ただけ。
優羅
ホントはどうでもよかった。
優羅
思ってもいないこと
優羅
でも、
優羅
声をかけてしまった。
優羅
「ねぇ、やめてよ」
優羅
あぁ、どうしよう
優羅
この子は止められない
優羅
わたしには止める資格が無い。
優羅
「それでも」
優羅
「ここからは消えてよ。」
優羅
「君を見ていると苦しいんだ。」
〇〇
「じゃあ今日はやめておくよ」
優羅
って目を伏せたまま消えてった
優羅
「今日こそは誰もいない」
優羅
「私ひとりだけ」
優羅
「誰にも邪魔されない」
優羅
「邪魔してはくれない。」
優羅
「ガーディガンは脱いで」
優羅
「三つ編みをほどいて」
優羅
「背の低いわたしは」
優羅
「今から飛びます。」
グチャッ
優羅
作成時間 2時間
優羅
間違えている所あります。(多分)
優羅
あと、なんの曲パロでしょう