テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

短編集

一覧ページ

「短編集」のメインビジュアル

短編集

5 - もう怖くないよ。

♥

103

2024年05月20日

シェアするシェアする
報告する

スマブラ組 死ネタ メリバ? 心中 学パロ 病みパロ

冬は過ぎ

暖かくなってきた春

屋上で吹いている風は心地よかった

1人で過ごすと落ち着いていられて

無の感情でいられる

無が幸せな俺に

生きる意味なんてものはなかった

ただ

なんとなく生きていただけ

死にたかったのではなかった

全てが無駄だっただけ

産まれて

家族から愛されて

友達なんてつくって

結局は疲れ果てた

人と関わるのが必須な現代社会は 俺には向いていない

s m

『産まれない』選択肢が
あればいいのに

b r

な〜にふざけたこと
言ってんの?w

扉を開けっ放しにしていたからか brが来た音に気づかなかった

b r

産まれる前からどんな人生か
だなんてわかりっこないんだから

b r

選んだってしょうもないっしょw

彼の言っていることは正しい

知りもしない人生、希望を抱いて 産まれることを選択肢する可能性が高い

選択肢があっても仕方ないのかもしれない

s m

てかさぁ......

s m

無理に笑わなくていいって...

b r は無理ばかりしている

俺の前ではなるべく素でいるように 努力しているらしいが

b r

ごめんごめん...

b r

笑っちゃう癖...がさ...?...w

辛くても笑い続けた

本当の自分を隠し続けた結果

自分を見失っていく

b r

あはは...

苦に満ちた表情

b r

嫌になるなぁ...

柵に頬杖をついて 遠くの空を見つめている

青く煌めく瞳は儚げに揺れていた

b r

僕さ…こわいよ

ふわふわとした透き通った声は 風にのせられ飛んでゆく

b r

あれ…僕は誰なんだろ…って

b r

どんどん自分を見失ってく

b r

偽物の僕が笑っても

b r

本物の僕が苦しんでる

b r

僕の人生なのに…

b r

他人に支配されてるような気がして

b r

乗っ取られた人生をどう楽しめって言うの…?

孤独な背中を 俺はゆっくり撫でる

s m

怖い…な

静かに泣いている b r に かける言葉がわからない

どうして俺は…

無力なのかな

傷つけない言葉を 教えてよ

無責任じゃない

優しさの灯った言葉を

b r

ごめ" ッ…ね……

b r

…すまいる も辛いのに

b r

僕ばっかり よわね吐いて…

俺は b r の手を強く握って 真っ直ぐに見つめる

s m

いいんだよ

s m

お前の弱音を聞かせてくれ

s m

もっと気持ちに寄り添いたいんだ…

自分のことは後回しで

大切な友人が最優先

生きてほしいんだよ

"幸せに"

生きてほしい

たとえ

俺に限界がこようとも。

s m

俺は信頼されてなかったのか?w

s m

それとも、…

s m

脅されてた…?

b r

………

彼は自分を死に追い込んでしまった

いや…

死まで追い込まれてしまった

s m

虐待…いじめ…

たくさん相談に乗っていたのに

気づかなかった

調査員さんに言われてようやく知った

s m

よく今まで生きたなぁ ッ…

昏睡状態

この情けない声は届いてるのかな

s m

俺の疲れなんてちっぽけだな…

s m

家族にも人間関係にも恵まれて

s m

なのに、…つかれたって…w

視界がぼやける

頬をつたう涙がきもちわるい

俺に泣く権利なんてあっていいの…?

しあわせな環境…なんだろ?

s m

しぬ"…な "ぁ"… ! !

掠れた声が病室に響く

b r は生きることから逃げているのに

しなないでほしい

…って

ひどいよな

くるしませたいわけじゃ…ねぇのに…

s m

ごめん…ごめん…

s m

b r がいなくなるの…

s m

いやなんだ…

声をかけ続けていると

気のせいかもだが

b r が動いた気がした

b r

…れ"な"ら"……

s m

………!

枯れたような声だけが 耳に入ってくる

瞼が開き 綺麗な青色が見えた

b r

い"っしょ、…

b r

しの…よ……

b r

そしたら…一緒だから…w

s m

…あぁ

b r の言う通りじゃねぇか

俺は『生』だけ考えていた

しんでいたって

一緒にいられる

s m

これからも…一緒だ

強い風がカーテンを靡かせる

風がこんなにも心地よく感じたのは 初めてだ

b r

不思議…

b r

すっごく…楽しい…!

s m

俺もだよ

s m

気持ちが昂ってる

b r

そっか〜w

s m

あぁ…ww

b r と手を握り合う

b r

安心するよ

b r

すまいる にであえてよかった

世界が明るく見える

宇宙一 眩しく輝いている

s m

じゃあ……

s m

この後もよろしくな

b r

うん、…仲良くしてね?w

s m

当たり前だw

その瞬間

俺らは宙を舞った

この作品はいかがでしたか?

103

コメント

5

ユーザー

ねえもう

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚