フランス帝国が荒野物見塔に居たりして、 ぼんやりと望遠鏡で北側を眺めていた。
フランス帝国
部下
フランス帝国が何気ない一言をいつものようにこぼすと、 部下は呆れたようにそれを流す。
フランス帝国
フランス帝国
部下
フランス帝国
部下
そう。 フランス帝国は、自国の兵の死を他人事に扱い、 どんな戦争でも高みの見物を楽しむ野郎だったのだ。
そんな彼が、今日も政治をほうって 物見塔で時間をつぶしていると。
フランス帝国
国境の向こう側に目が行き、 注目してみる。
防衛線の辺りに立つそいつは、 周りに支配した国々を並べ、 歩きながらなにやら楽しそうに話をしているじゃないか。
軍服なのを見ると、どうやら仕事中のようだった。
フランス帝国
フランス帝国は彼に興味津々だ。
フランス帝国
いつもは貼り付けたようなにやけ顔を ほとんど崩さないフランス帝国。しかし、
フランス帝国
思い切り頬を紅潮させ、わくわくしてしまっている。
部下はそんな珍しすぎる表情にギョッとしているが、 本人は自分がそんな顔になってしまっていることに少しも気づいていない。
フランス帝国
フランス帝国
フランス帝国
楽しそうだよ……
ちなみにこの後結婚の噂が広がったのは、 日にちまもなく数日後のことであった。
コメント
2件
犯人こいつか。