TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

蝦名家

ユイ

じゃあ、早速だけど証拠を集めるわよ

ユイ

何かあったらリビングのこのテーブルに置いておいてね

蝦名家では早くも証拠集めが始まっていた

みい

姉ちゃん、一緒に探そ?

爽崋

いいよ

ユイ

じゃあ私達も探そう

宗也

分かった

宗也

二人は二階を探してるし、俺らは一階を探そう

ユイ

それにしても久しぶりねぇ~証拠探しなんて

ユイは笑いながら宗也を見た

宗也

ごめんて

ユイ

浮気経験のある宗也なら、何か分かるかと思って(笑)

宗也

ああ、勿論

宗也

というか、なんで爽崋とヤツが借りてるアパートじゃなくて俺らの家で探してるんだよ

ユイ

確かに…

ユイ

まあでも、何か使えそうなものがあったら良いし…

宗也

それもそうだな

二人は浮気の証拠ではなく、何か使えそうなものがないか探すことにした

爽崋の部屋

爽崋

久しぶりだなーこの部屋

みい

そうだねー

爽崋

証拠は無いかもしれないから、使えるものを探そう

みい

だね、実家だし

こちらも親同様、証拠ではなく使えそうなものを探すことにした

爽崋

あっ、見て!

みい

爽崋

あいつの電話番号

みい

実家も書いてあるんだね

爽崋

うん、もしもの時に連絡するためにメモしてるんだよ

みい

じゃあさ、野郎の実家に電話かけて協力頼んでみよ!

爽崋

いいねそれ!

爽崋

じゃあある程度揃ったらね

みい

了解!

そのとき、爽崋は思い出した

爽崋

……そうだ!

爽崋

あいつとのやり取りも証拠になるじゃん

みい

確かに!

爽崋

あ、でも特に何もなかった…

みい

あ、、

二人はがっかりしながら作業を再開した

爽崋

そうだ、みいにまだ言ってないことあった

みい

何?

爽崋

あの屑野郎はね、自分の趣味を押し付けやがるんだよ

みい

ん?それなら前聞いたけど…

爽崋

そういえばそれの証拠があったの

みい

えマジ!?

爽崋は苦笑いしながらスマホを見せた

爽崋

この格好しなきゃいけなかったの…

みい

姉ちゃんが絶対着ないようなジャンルだ

爽崋

いくつか決まり事があって、そのうちの一つがこれだったの

みい

へぇ~
大変そうだね

爽崋

これが出されてたやつ

みい

うわぁ…野郎め

みい

でも、、なんか普通じゃない?

爽崋

まあ文面上はそう思うような書かれ方なんだけど、実際厳しかったよ

みい

なんか怖いな…

爽崋はまた苦笑いをしながらスマホを見せた

みい

ん…?訂正版?

爽崋

その通り

爽崋

前までのやつとの違いが分かる?

みい

分かるよ

みい

言い方がきつくなってるし、なんか雑だね

みい

見てて腹立つ

爽崋

本当にそうなんだよね

思わずみいも苦笑いをしていた

爽崋

これ、あいつがなんか冷たくなってから更新されたやつなんだよね

みい

あっ、だからこんなに変わってるんだ!

爽崋

そうそう!

みい

姉ちゃん、良いこと考えちゃったw

今度はみいは企んでいるような笑い方をしている

爽崋

何?聞かせて!

みい

姉ちゃんも冷たくなれば?

みい

態度

爽崋

確かにそうしたいけど…できないんだよね

みい

何で?

爽崋

だって、か弱いフリをしなきゃいけないんだよ…

みい

なるほど…

とうとう行き詰まってしまった

その時、母の声が聞こえた

ちょっと休憩におやつ食べよー?

みい

やった!甘いものだ

爽崋

丁度良いじゃん

みい

早く行こ!

爽崋

うん

二人は下へと足早に降りていった

屑には復讐の二葉をあげる

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

102

コメント

5

ユーザー

唐突に趣味を暴露される彼氏すき

ユーザー

ふーん、彼氏くんさあ… チャリーン(セルメダルをぶん投げる音)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store