エイドス
おや、誕生おめでとう
エイドス
僕はエイドス
エイドス
この星について教えよう
エイドス
そう驚かないで
エイドス
綺麗な星だろ?
エイドス
この星は、元々神々の星だった
エイドス
誰しもが何かを司り、生きていた
エイドス
そして、神々は子を生んだ
エイドス
第一之神子 イデア
エイドス
イデアは領域を司る力を与えられた子だった
エイドス
天真爛漫なイデアは神々を魅了し、そして狂わせた
エイドス
神々は争った
エイドス
イデアを我が物にする為に
エイドス
イデアは悲しんだ
エイドス
愛し愛された神は私利私欲の為に高潔さを失った。気高さを失った。理性を失った。慈愛を失った。友愛を失った。
エイドス
この星が傷付けられた
エイドス
哀しみに暮れたイデアは力を暴走させ、この星ごと領域で包み込み、神々を✕してしまった
エイドス
イデアは呆然とした
エイドス
愛してくれた神を✕してしまった。愛した神を✕してしまった。独りになってしまった。
エイドス
イデアは悲しみ、泣いた
エイドス
独りになりたくないと
エイドス
温もりが欲しいと
エイドス
そして、その願いは叶った
エイドス
イデア自身の力によって
エイドス
生命は生み出された
エイドス
それが人間と妖精と動物
エイドス
君は妖精として生まれ変わったんだ
エイドス
人間と動物は己自身で繁殖し、増殖する
エイドス
然し妖精は違う
エイドス
妖精は力を持って生まれ変わる。
エイドス
人間、動物。そのどちらかで死んだ時、イデアに認められれば、妖精として生まれ変わる
エイドス
時に“愛し後”として、人間や動物にも力を持って生まれる子もいるけどね
エイドス
そんな不思議な星になった
エイドス
そしてイデアは眠りについた
エイドス
この星丸ごと領域で包み込み、全てを司るようになったイデアには、起きれる程のエネルギーは無い
エイドス
全て星を維持する為に消費される
エイドス
僕達は幸せな生活を送っていた
エイドス
けれど、この豊かな星を狙って、他惑星の住民達は攻めてくるようになった
エイドス
イデアの力と豊かな環境、手に入れたくもなるよね
エイドス
でも、させない
エイドス
僕達妖精や力を持つ愛し子がイデアを護る盾となる
エイドス
さて、話は変わるけど、君はどんな力を持って、生まれ変わってきたの?
エイドス
僕に見せてくれ