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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
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第40話『揺れる違和感』
夜。
いるまの部屋は静まり返っていた。
机の上には散らかった書類と、読みかけの本。
天井の明かりは落として、スタンドライトだけを灯している。
いるま
昨日、らんと過ごした一日を思い返す。
確かにいつもより穏やかだった。
笑っていたし、変に力が入っているようにも見えなかった。
だが――それでも、胸の奥にざらつきが残っていた。
いるまはスマホを手に取り、連絡先をスクロールする。
躊躇なく「なつ」の名前を押した。
コール音が二度響いたあと、受話口から軽い声が返る。
なつ
いるま
なつ
なつ
図星を突かれて、いるまはわずかに黙り込んだ。
その沈黙が答えになったのだろう、なつの声が少し真面目になる。
なつ
いるまは息を吐き、ソファに体を沈めた。
いるま
いるま
いるま
いるま
なつ
いるま
いるま
いるま
言葉にすると、心の中にあった違和感が輪郭を帯びてくる。
なつはしばし黙っていたが、やがて低い声で答えた。
なつ
いるま
なつ
なつ
なつ
なつ
いるま
二人の間に短い沈黙が流れた。
遠くで冷蔵庫のモーター音が低く響く。
なつ
いるま
なつ
真正面から言われ、いるまは唇を噛む。
否定できなかった。
いるま
いるま
なつ
なつ
なつの声には苦笑が混じっていた。
だがすぐに真剣な色に戻る。
なつ
なつ
いるま
いるまは頭をかいた。
昨日のらんの笑顔が思い浮かぶ。
あれは確かに自然だった。
けれど、その奥に影が潜んでいた。
なつ
と、なつ。
いるま
いるま
なつ
いるま
なつ
なつ
なつ
その単語に、いるまの胸がひくりと反応した。
誕生日――。
そうだ、らんがあの話題を出すとき、ほんのわずかに声が揺れた気がした。
いるま
なつ
なつ
なつ
なつの声が一瞬だけ低くなる。
なつ
なつ
いるま
二人の言葉が重なった。
静かな電話越しに、しばし思案が続く。
やがて、なつがため息を漏らした。
なつ
いるま
いるま
なつ
なつ
なつ
いるまはその言葉にゆっくりとうなずいた。
いるま
いるま
時計の針が静かに進む。
日付が変わる頃、二人は短い言葉で会話を締めくくった。
なつ
いるま
いるま
なつ
なつ
通話が切れる。
暗い部屋に戻った静寂の中、いるまはスマホを机に置き、背もたれに深く沈み込んだ。
いるま
いるま
答えはまだ見えない。
ただ胸の奥に、焦りのようなものが渦巻いていた。
第40話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡410
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コメント
3件
2人とも気づいてた! 赫くんの普通に接するって言ってるの優しすぎる…!!
気づいてたのか!