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叶
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コメント
4件
誠にありがとう御座います。 大好物です。ありがとう御座いました。
続き! ありがとうございます! 暖かく見えて実は切なくて苦しい、そんな表現できるの尊敬すぎます!! 無理はしないでください! また続き待ってます!
主
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⚠︎nmmn注意⚠︎ ⚠︎キャラ崩壊注意⚠︎ ⚠︎誤字脱字注意⚠︎ ⚠︎神様パロ⚠︎ ⚠︎︎重め⚠︎︎
主
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番外編 リクエスト
六奏神社の朝は、いつもと変わらなかった。
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こさめが元気よく障子を開ける。
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なつが笑いながら頭を軽く小突く。
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みことが苦笑し、すちがお茶を配る。
その様子を見ながら、らんがふと呟いた。
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なつはそう言って笑った。
誰も気づかなかった。
その笑顔が、ほんの少しだけ無理をしていたことに。
朝食のあと。
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なつが立ち上がる。
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𝒩
軽く手を振って境内の奥へ歩いていく。
裏山へ続く細い道。
人気もなく、木漏れ日だけが揺れている。
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足が止まった。
急に視界が揺れる。
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額に手を当てる。
熱い。
いや。
熱というより、力が内側で暴れている。
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一歩踏み出した。
その瞬間。
膝から力が抜けた。
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それでも瞼は重く。
ゆっくり閉じていった。
一方その頃。
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こさめが首を傾げた。
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いるまは気にしていない。
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みことも苦笑する。
けれど。
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すちだけは黙っていた。
いつもなら、炎の神様が近くにいるだけで、風は温かい。
けれど。
今は、妙に冷たかった。
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小さく首を振る。
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境内を一周。
本殿。
裏庭。
井戸。
どこにもいない。
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胸の奥がざわつく。
山道に足を踏み入れた。
その頃。
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なつはゆっくり目を開けた。
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頭が重い。
でもさっきよりは動く。
空を見れば、かなり時間が経っていた。
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枯葉の音。
誰か来てる。
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すちが、心配そうな顔で木に凭れていた。
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すちは、なつが地面に手を付いていることに、何も言わなかった。
ただ、なつの手をとってぐっと引き上げた。
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夕方。
なつはいつも通りの笑顔で帰ってきた。
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こさめが頬を膨らませる。
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皆も呆れながら笑った。
夜。
縁側。
皆が寝静まったあと。
すちは一人、風鈴を見つめていた。
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小さく呟く。
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風は、全てを運ぶ。
苦しさも、痛みも、全て運んでしまう。
だから。
今日、どこかで。
なつに何かがあったことだけは確かだった。
けれど。
本人が笑っている以上。
今は問い詰められない。
その背中を見送ることしかできない自分が、少しだけ悔しかった。
番外編 リクエスト