Nakamu視点
Nakamu
母
Nakamu
母
母
Nakamu
母
母
Nakamu
母
Nakamu
一人部屋にしては広すぎる部屋と 無駄に広い机にベッド。
机の横の本棚には俺の好きな 漫画なんて置くスペースもない程 参考書が敷き詰められている
趣味のスペースはこの部屋の ほんの一角にしか存在しない
ゲームやら漫画は俺にとっての 唯一と言っていい程の娯楽だった
きりやんと、きんときと話して 遊んでる時間だけが全てを 忘れられる幸せな時間なのだ
だからこそ失っちゃいけない物で
ゲームや漫画なんてただ二人と 一緒にいる口実を作るだけの 繋ぎのような物だった
俺からゲームも漫画もなくなれば 俺の周りには誰も居なくなるから
だから勉強しなきゃ
二人と一緒にいたい
独りはやだ
__________________________________ Broooock視点
朝、眠い目を擦って何とかして たどり着いたのは我が家の台所
と言ってもスマイルがてんで料理 しないから僕しか使わないけどね
今日は数学あるのやだなー、とか なんか持ち物あったっけー、とか そんな事を考えながら弁当を作る
スマイルはいっつも昼休みは勉強 時間にしてるから早く食べられる おにぎりと、温かい豆腐の味噌汁
形が崩れないようにお弁当箱に 詰め込んで、袋で包む。
Broooock
__________________________________シャークん視点
俺には友達がいない
クラスメイトは友達じゃないから
クラスメイト達は嫌いだ
直ぐに学力だの顔だので人を 推し量ろうとしているから
俺の風貌と能力に惹かれて 側にいる奴らは嫌いだ
そう言う奴らに限って俺が少し 皮肉を漏らせば自分の能力を 鼻にかけていると指摘して 離れていく事を知っているから
この学校にはそんな低俗で アホ臭い奴は居ないと思っていた
でも違った
根本的な思考が間違っていた
頭が悪いからそのような選択を するのではなく、人間としての 性根が腐り切っているのだ
だからもう誰にも期待しない
友達なんていらない
Broooock
シャークん
その典型例である此奴、、、
入学して数日経った日からずっと 俺にしつこく話しかけてくるのだ
いくら適当にあしらっても ゲームは好きか、とかLINE教えて だとか言って付き纏ってくる
他の奴らは一度突っぱねれば 話しかけてこなくなったのに、、、
Broooock
シャークん
ゲームやら何やらの趣味は人に 話すことはあるけど、ピアノ なんて滅多に話す事はなかった
特に高校に入ってからは誰にも 話していない事だった筈である
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
、、、驚いた
視線を感じるとは思ってたけど ここまで観察されてるとは、、、、
シャークん
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
本気で言ってんのかよ、 どう言う意味だよ、
そんな言葉は此奴の揺れる瞳に 一瞬で飲み込まれた
いつもおっとりしている此奴の 碧眼に、全てが溶けていくように
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