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○○

嫌です。

グルッペン

教えろ。

○○

嫌です。

グルッペン

教えろ。

○○

嫌です。

グルッペン

教えろ。

っっしつこ!!!

なんだコイツ!!!

10分もねばりやがって!

○○

嫌ったら嫌です!!

○○

てかいい加減私を打ったらどうですか!?

○○

その手に持ってるのはどうせおもちゃなんで

パァンッ

グルッペン

…安心しろ。本物だ。

○○

ヒョ、ヒョエェ……

もう何なんだよ

私が何したってんだよ

グルッペン

何故お前が名前を言いたがらないのか…

グルッペン

全く理解できないゾ

○○

教えても私にメリットは?

○○

ないですよね?

○○

だから言わないんです

グルッペン

いや、あるゾ!

○○

え?

グルッペン

もれなく総統である俺に名前を覚えてもらえる

○○

お引き取り下さい

グルッペン

ここは俺の城だぞ!!

…と、

教えろ 教えない

の言い争いが再び始まった。

グルッペン

ぐぬぬ……仕方ない。最終手段だ。

グルッペン

そこまで嫌がるなら…………

グルッペン

……ゲームをしないか

○○

……ここの総統閣下は脳みそ溶けまくってるんですかな

グルッペン

口を慎めスパイ野郎。

グルッペン

しかしこのゲームの戦利品はお前にとっても俺にとってもメリットがあるゾ!

……ほう

○○

なるほど……そのゲームに私が勝ったら?

グルッペン

なんだ、案外乗り気じゃないか。

グルッペン

もちろん、お前が勝ったらこの国から出してやろう。

……そんな呆気なく出すなんて言っていいんですかね……

○○

……確かに美味しすぎる話ですね

○○

…ちなみに貴方が勝ったら?

グルッペン

名前を教える事。

○○

それだけ?

グルッペン

さぁ、どうだろうな

グルッペン

クックック…

…絶対他にも考えてるだろ

とは言っても、

これがここから出られる最大のチャンスだ。

○○

分かりました。やりましょう、このゲーム。

こんな美味しい話誰が捨てるもんか

グルッペン

よし!交渉成立だな!!

グルッペン

早速ルール説明だ!

と、どこから出したか分からないルールが書かれた紙を出す。

元々ゲームする気だったなこいつ。

グルッペン

ルールは簡単!

グルッペン

ここには俺含め幹部達が数人いる

グルッペン

半日までに俺らに捕まらなかったらお前の勝ち。

グルッペン

捕まったら俺らの勝ちだ。

グルッペン

範囲は城内、意外と広くて捕まりにくいから安心するんだぞ。

グルッペン

時間は、そうだな……

グルッペン

今は7時頃だから、12時から24時でどうだろうか。

○○

なるほど、つまり数人対私1人の鬼ごっこということですか

グルッペン

そうだな!

○○

いいんですか、そんな事して。

○○

下手したら逃がしちゃうかも知れませんよ?

ニヤニヤしながら総統に顔を向ける

グルッペン

????俺らが負けるわけないだろ?

ゾクッ

グルッペン

それにこのゲームはお前にとって凄くメリットがあるはずだ。

グルッペン

何せ勝ったら逃がしてもらえるのだからな。

グルッペン

言えばこれがお前の最後の足掻きだ。

グルッペン

せいぜい楽しませてくれる事だな。

こいつ、舐め腐ってる

○○

チッ……

○○

…はっ言われなくてもやってやりますよ

○○

負けても泣きべそかかないようにせいぜい頑張ってくださいよ

グルッペン

…フッ、ではまた迎えに来るぞ

コツコツと靴の音が遠ざかる

○○

……

○○

……生きて帰れますように

バンッ!

グルッペン

お前ら!ゲームをしよう!!

キラキラした顔で勢いよく帰ってきたのは……

ここ我々国の総統、グルッペンだった

いきなり大きな音を出したからか

あるものはお茶を吹き、 あるものは椅子から落ちた。

トントン

グルさん……

トントン

もうちょいマシな入り方なかったん…

グルッペン

む、すまん

グルッペン

勢いがありすぎたか

トントン

ありありのありやで…

トントン

てか何なんゲームって

トントン

グルさん、あのスパイのとこ行ったんちゃうかった?

グルッペン

あぁ!行ったゾ!!だからゲームをするんだ!!

幹部達の頭に?が浮かぶ

鬱先生

グルちゃん、あんたもしかして…

鬱先生

そのゲームに勝った暁には〜とか変な交渉したんとちゃうやろな

グルッペン

なんで分かったんだ!!さてはエイリアンかお前!!

鬱先生

ピポポポポッ

トントン

ッハァァァァアアア!!!??

トントン

グルッペンお前、!何勝手な事してんねん!!

エーミール

交渉って…また貴方は危ないことを…

コネシマ

大先生キモ

ゾム

大先生キモ

シャオロン

大先生キモ

鬱先生

うるせぇ

ガックガックと総統を揺らす

グルッペン

トントン、トントンまて、

グルッペン

脳震盪、脳震盪起こる

トントン

んな事どうでもええねん!!

トントン

何勝手に決めてんねやお前は!!!

トントン

まさか俺らが負けたらここから出すとか低脳なこと言うてないやろなぁ!?

グルッペン

そのまさかやで

トントン

粛清

グルッペン

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!

と総統の悲鳴が食堂に響く

オスマン

ふーん、大体の話は分かった

オスマン

なんや面白そうやん

オスマン

……

オスマン

……トントン、元気だしてな

と、外交官は白目を向いた書記長に言う

コネシマ

久々に遊べるな!!

コネシマ

おいシャオロン、どっちが早く捕まえられるか勝負や

シャオロン

おぉん?お前言うたな?負けて泣きべそかいても知らんぞ?

コネシマ

その言葉そっくりそのまま返させて貰うわ

ガルルルルルル……

と、威嚇し合う者も居れば

ゾム

捕まえたらなんでもしてええん?

鬱先生

あ、僕もそれ気になる〜

鬱先生

女の子なんやろ、噂のスパイはん

鬱先生

捕まえたらご褒美一つあってもおかしくないと思うんやけどなぁ〜

グルッペン

まぁその有無は問わない

グルッペン

確実に捕らえたら好きにしてくれ

グルッペン

ただし、殺 したらあかんぞ

鬱先生

ほんまに!?やりー

久々に腕がなるな

食堂はより一層騒がしくなった

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