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ビビちゃん

第1話 - ビビちゃん

346

2018年12月21日

#ホラー

#同級生

ゆめ🦄

香里奈

あー。疲れた

彩花

それなー！

美佐子

眠い😴

華

唐揚げ食べたい

香里奈

唐揚げかぁ。

美佐子

太る。

華

えー？！いいじゃん。明日からあんま食べなきゃ

美佐子

むり。ダイエット中

彩花

えー。じゃあ、美佐子は帰っていいよ。

美佐子

((((((((((((*ﾉﾉ) ﾋﾄﾞｲﾜｰｯ

香里奈

そーだ！帰っていいよw

華

そーだ！w

美佐子

なんてやつらなの……？！

美佐子

www

香里奈

唐揚げ食べたいなぁ(*ˊᵕˋ*)

美佐子

わかったよォ。

華

うっしゃああああああああああああああああああああああああああ！

彩花

(☝ ՞ਊ ՞)☝ｳｪｰｲ

香里奈

じゃ、セブンいくか

華

おけ！

美佐子

はぁーい。

香里奈

唐揚げうんめっ！

美佐子

あー！生きててよかった……

華

ほぉら、唐揚げ美味しいじゃァァん！

美佐子

うっさいなぁ。

香里奈

あ、てか、怖い話聞きたい人ー！

華

むり

美佐子

うちも

彩花

無理ぃぃー！

彩花

だけど、知ってる。

香里奈

聞かせておくれ。

彩花

いい？みんな

華

イヤホン装着。そらるさん聞くから。ごめんよ。

美佐子

あ、うち……も。

彩花

わかったよ。じゃあ、香里奈に話すよ。

香里奈

うん(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

彩花

あのね。ある女子中学生が、夜の公園を歩いてたの。

香里奈

はい。

彩花

その公園には池があって、昔、女の子が、その池に溺れたっていう噂があったの。

彩花

それで、その女の子は、そういうの嫌いだから、信じてなかったの。

彩花

そしたら、、うしろから……

彩花

｢ねぇ。私のヒビちゃん、知らない？｣

彩花

っていってきたんだって。

香里奈

ビビちゃん……？

彩花

そう、ビビちゃんってのは、その子の宝物のぬいぐるみなんだって。

彩花

そのぬいぐるみは、女の子なの。制服をきてる。

香里奈

ぬいぐるみで制服。へんだね。

彩花

だよね。普通はくまちゃんとかなのに。

彩花

その子は、制服に憧れてたんだって。毎日、公園では、制服を来た子達が、いるから。

彩花

それで、その中学生は

彩花

｢ビビちゃんって誰だよw｣

彩花

って言ったの。そしたらその女の子が

彩花

ビビちゃん……いた。

彩花

って言ったの。

香里奈

その中学生が……制服だったから？

彩花

多分ね。

彩花

それで、その女の子は、中学生のことをビビちゃんと勘違いして、

彩花

池の中に連れてったんだって。

香里奈

へぇ。

香里奈

あんま怖くないね。

彩花

そう？結構怖くない？

香里奈

ふぅーん。

香里奈

あ、てかこんな時間。

華

うわあ。ほんとだ

美佐子

かえろかえろ。

香里奈

じゃあね！

美佐子

ばいばいー！

華

明日ねー！

彩花

ばいーばい！

香里奈

あ、今日は近道してかえろ。

香里奈

公園来るの久しぶりだなぁ。

香里奈

よくこの池で遊んだ……

香里奈

昔、女の子が、溺れた噂もあったって……

香里奈

彩花が……ほんとなのかな？

香里奈

違うよね。偶然。

？

私の……ビビちゃん

香里奈

……え？

？

ビビちゃん……いた。

香里奈

ちょ、ちょっと！

香里奈

この子、力強い…！

香里奈

辞めてってば！

？

ビビちゃんは……制服……きてる。

香里奈

ちょっ！あ！そうだ

香里奈

私の……ストラップ！

香里奈

ちょ！ビビちゃん返すから、お願い！

？

ビビちゃん……

香里奈

はい、これ
ビビちゃんだよ。

？

ビビちゃんだぁ！

？

ありがとう。お姉ちゃん。

香里奈

はぁ……はぁ。

香里奈

なんなのよ。ほんとに

彩花

かぁーりな！

香里奈

彩花……？

香里奈

さっき、女の子が……

彩花

知ってる。

香里奈

え……？

香里奈

みてたの？！みてたのに、助けてくれなかったの？！

彩花

見てないよ。最初から知ってただけ。

彩花

見てても助けないしね。

香里奈

なんで……

彩花

あのこ、私が殺したんだよ。

彩花

ビビちゃんビビちゃんうるさくてさ。

彩花

だから、あんたの特徴教えたの。

香里奈

は……？自分のお気に入りの人形よ？忘れるわけない。

彩花

だから。壊したの。

彩花

その時の顔。ほんっと、面白かった。写真あるよ？

彩花

だから、壊したから、新しい人形の特徴教えといてあげたのよ。

彩花

制服着てて、髪は肩くらいまで、顔は整ってる。

香里奈

なんで……

彩花

だって、あんだスタイルよくて、顔整ってるでしょ？

香里奈

そんな……

彩花

まさしく、お人形さんじゃない。

彩花

でしょ？

彩花

でも、そんなお人形さん、私、いらないの。

彩花

言うことは聞かないし。

彩花

私はあやつり人形以外、嫌いなの。

彩花

あんたも、あやつり人形になってくれると思ったの。

彩花

こんな整ってる顔の美少女が、

彩花

変なこといっぱいさせたら、もう、楽しいんじゃないかって

彩花

なのに、あやつり人形にならなかったのね。

彩花

あの子は、あやつり人形は欲しくないって言ったのよ

彩花

だから、自分で動く人形をプレゼントしてあげようとしたのよ。

香里奈

嘘を、ついたの？！

彩花

そうよ。全ては私のため

彩花

私が幸せならなんでもいい

彩花

だから、私の嫌いなお人形を、この手で捨てた。

彩花

なんて快感。

香里奈

ひどい……

彩花

酷くないわ。全ては、私のために。

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