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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

キィィ・・・

日帝

おはよう、気分はどうだ?

扉を開けたときに睨んでくる目が弱々しく、怯えが見えるようになってきた。

アメリカ

フー・・・フー"・・・・ッ"

血と吐瀉物で汚れた口で荒く呼吸をしている。

そろそろ限界が近づいてきたのだろう。

日帝

・・・そうか。

ずっと俺を見つめるだけで黙っているので、胃のあたりを握りこぶしで突いた。

ゴチュッッ!!

アメリカ

ッぐゥ"ッ!!

アメリカ

ッ、お"え"ッッ"!!

日帝

すぐ吐くんじゃねぇよ汚ぇなぁ・・・。

アメリカ

はっ"・・・はッ"・・・

見れば見るほど本当に酷い姿だ。

やる予定はなかったが、良いことを思いついた。

日帝

・・・そうだ、風呂入れてやるよ。

アメリカ

ッは・・・・ッ?

突然のことにわけがわからない様子で俺を見上げている。

そうしている間に鍵を取り出し、拘束具を外した。

しかし何かに気がついたのか俯いたままで何もしない。

日帝

おい、足は何もしてないだろ?早く立てよ。

アメリカ

・・・・

日帝

早く立てよ!!

胸ぐらを取り、立ち上げさせ引っ張ると意外にも抵抗せずついてきた。

初めから素直にしていたらいい話なのに。

諦めたのか、いつか来る助けを待っているのか。

確かに、今日来るが。

湯の温度は46度、普通に入っても熱いぐらいだろう。

身体中血が溢れ出しているような状態じゃどうなるか想像できるようだ。

躊躇して、服も脱ごうとしない。

腹が立つ。

日帝

入れ。

アメリカ

いや・・・でも、・・・

自分で決められることだと思うのだろうか。

抵抗など虚しい。

俺のときもそうしただろう。

日帝

早く入れと言っているだろう?

湯舟の中で俯せになるように服の裾を掴み体の向きを変えさせる。

掴んだまま押して離すと、足を滑らしたのか頭から落ちて沈んだ。

呼吸の準備が整っていなかったのか、大量の泡が浮かんで弾け、

衣服に付着した血液や吐瀉物が混ざって湯が薄汚く変色している。

アメリカ

ぃ"ッがぼ"ッ、ぉ"

やはり指の切断面や潰れている手の甲に滲みて痛いようで、手を庇おうとしている。

十分痛いだろうが、見ているだけではつまらない。

何かが物足りない。

客用に隠していた包丁を取りだし、二の腕に深く切り込みを入れた。

肉を裂く感触のあとに、湯には赤色が広がっていく。

アメリカ

は、?ッぃ"

湯の色が薄黄色から赤色に変色していくのが、血がダラダラと溢れているのがわかる。

アメリカ

ぐ、くッ、ぅ"ぅッ"

なんとか出血を止めようと形だけ残ってる手で傷口を抑えている。

気がつかなかったが知らない間に上半身が湯に浸かっていない。

しゃがんで目を合わせ、汗が滲んでいる首を掴んで一度頭ごと上半身を沈めた。

アメリカ

ゴボッが、ぁ"、ぁ"あ"・・・ッ

黒目が上を向いていて、どこか遠くを見ているようだ。

緊張状態だったのが、一気に脱力している。

日帝

おい、まだ気絶するなよ。

アメリカ

ふ、う"、ぅ、・・・

俺の言葉を無視してそのまま目を閉じる。

よっぽど疲弊していたのか、すぐ気絶してしまった。

日帝

はぁ・・・・

多少面倒だが、この間にいろいろ処理しておこう。

不衛生だといろいろよろしくない。

重いバケツを持ち上げ、少し助走をつけさせる。

冷水を頭からかけると、肩を弾ませ目を覚ました。

アメリカ

ひ、ッふ、ぅッ・・・

風呂上がりには冷たすぎただろうか。

歯が音を立て、身体を震わせている。

日帝

次はずっと目を開けていろよ。

ゴンゴンゴンッッ!!

いきなり扉が激しく叩かれ、小さく揺れる。

アメリカ

やっと助けが来たと察したのか目の中に光が見える。

少しも疑わないなんて、簡単な頭だ。

此方だって手はうっている。

誰かはもう知っているので鍵と扉を開けた。

日本

・・・・・

カナダ

うわ・・・酷っ・・・

開けた先には息子と、部外者二人がいた。

何故こんな少人数で来ようと思ったのだろうか。

まさか話し合いなんかで解決しようとしているのだろうか。

日帝

何の用だ?

イギリス

・・・わかりますよね?

そう言いながら部屋の真ん中まで強気に進んでくる。

日帝

あぁ、そりゃあな。

話している間に一人がアメリカの方へ駆け寄っていく。

カナダ

可哀想に兄さん・・・今助けるからね。

そう言い勝手に触ったり話したりしている。

こいつは心配だからついてきたみたいなもんだろう。

聞いた通り武器は持っているが、油断させておけばいい。

イギリス

早くアメリカを解放してください。

イギリス

何が目的ですか。

敬語だが強い口調でまくし立ててくる。

日帝

飯も食わせてるし掃除もしてやってるんだからいいだろう?

日帝

何故こいつは良くて俺は駄目なんだ?

イギリス

すみません、少し言葉が難しかったようですね。

イギリス

貴方は何がしたくてこんなことしてるんですか?

イギリス

まさかもう一度被爆したいんですか?

何かわからないが深いところを握り潰される不快感を覚える。

こんなことを平気で言う親に育てられたら倫理観もなくなるだろう。

日帝

・・・・・。

イギリス

言っておきますが、冗談ではありませんからね。

そう脅してきながらポケットの中の銃に手をかけている。

イギリス

早くしてくださいよ。

イギリス

せっかくこっちが穏便に済ませようとしてるんですから。

日帝

穏便に?脅しているようにしか見えないが?

無駄話をするのにも疲れてきた。

そろそろ終わりにしよう。

日帝

そうだ、茶でも出そうか?

突拍子もないことを言うと、警戒しているのか銃を握る力が強くなったように見えた。

イギリス

ふざけてるんですか?

日帝

最期の一杯にでもどうかと思ったのだが・・・。

イギリス

最後?何が?

警戒が強くなり、目付きが更にきつくなった。

既にポケットの中に構えている銃を半分ほど出している。

日帝

・・・日本、分かってるよな。

日本

はい・・・

不安と焦燥に満ちあふれた表情で、言い聞かせた通りに銃を取り出す。

顔を背けて目をつぶり、引き金を引いた。

カチャパァンッッ!!

カナダ

え、ッ"

弾が頭に命中し、床に崩れ落ちる。

突然出来事に、空気が一気に歪む。

カナダ

なに、ぇ、?

血が零れる頭を触りながら今起こったことを理解しようとしている。

こいつは放っておけばすぐ死ぬだろう。

アメリカ

は・・・・・なんで・・・助けに来たんじゃ・・・

イギリス

くっそッ!!

俺が指示したことと察したのだろう。

よっぽど腹が立ったのか銃口を向けてきた。

そんなことしてももう手遅れだ。

包丁を取り前に突きだし、撃たれる覚悟で一歩を走った。

イギリス

ぅ"、ぐッ・・・!

気が動転して正しい判断が出来なかったようだ。

避けることもせず、あちら側から見て臍の左上に刃が半分ほど刺さった。

切れ味はそこまで悪くないし、大動脈を狙わなかっただけマシだろう。

後ろに転倒した勢いで包丁が抜けてしまい、血が噴き出し始めた。

イギリス

ぃ"、ぁ"ッあぁ"ッ・・・・!

逃げ出されては困るので太股の上に乗った。

片手で裂けた腹を押さえてもう片手は何をするのかと思ったら銃を突きつけてくる。

脅しだけで俺がとどまると思ったのだろうか。

それとも俺が持っているのが何か忘れたのだろうか。

ゴリュッ・・・グチャッ!!

イギリス

ぎッぃ"・・・!

腕を倒し、簡単に銃を手放した。

少し骨が邪魔だったが、貫通して動かせなくなっている。

銃口を向けなければ腕は刺さなかったんだから、腕は放置して包丁を抜かなかった。

そのまま腹の傷口の横に拳を向けた。

グチ"ュゥッッ!!

イギリス

ぅ"あ"ぅぅ"ッ・・・!

ゴチ"ュゥ"ッ!!

イギリス

がッ、は、ぁあぁ"ッ・・・!

血液と一緒に胃や腸が飛び出してきている。

別のところから「やめてくれ」と、声が聞こえる。

やめてくれなんて言えばもっとやるに決まっているのに。

腹から溢れ出たそれを掴み、肘を後ろに伸ばした。

ヂュル"ッヂュル"ル"ルッッ!!

イギリス

う"、ッ"ぅう"ッぅ!

片手で腸をかき集めているが、もう手遅れだ。

顔を見ればわかる。

眉間にしわを寄せ、歯を食いしばってなんとか耐えているが、もう青白い。

もう回る血もないのだろう。

グチャァッッ!!

イギリス

ぐ、ッふ、ぁぁ・・・"ッ

諦めの表情が本当にそっくりだ。

日帝

最期に息子の顔を見るか?

胸ぐらを取り上半身を起こさせて、頭を掴んで顔の向きを変えた。

イギリス

ぁッ"はぁ"ッあ・・・・

どちらも表情は同じ絶望なのが見ていて面白い。

どちらも、どんなクソ野郎でもこんな姿では悲惨だろう。

元を辿れば全てお前のせいなんだ。

永久に続く後悔を植付けてやる。

家族も仲間も、皆目の前で殺してやる。

イギリス

ぅ"、く、ぅ"う・・・ッ

イギリス

ッ・・・・・ぅ"

呼吸と脈が小さく弱くなってきた。

日帝

目の前で殺されていても何も出来ないなんて、可哀想にな。

可哀想だなんて微塵も感じないが、煽りとしては適しているだろう。

日帝

でもよかったじゃないか、顔は無傷だ。

返答がない。声も出せないか。

ヂュルルゥッッ!!

イギリス

ぅ、うッ、ぅぅ・・・ッ

イギリス

ふッぅ、・・・・・・

完全に息がなくなった。

死体から両手を離し、立ち上がって部屋を見渡す。

部屋の真ん中を中心に血が広がり、血の匂いが部屋中に充満している。

日帝

・・・あぁ、日本、もう出ていっていいぞ。

ずっと大嫌いだった匂いなのに、やけに清々しい気分だ。

あとは他の奴らに上手く誤魔化して伝えてもらうだけだ。

日本

・・・はい・・・・。

もう何も見ないように、血を踏まないように歩いて、部屋から出ていった。

見ると、自分の服も血で濡れていることに気がついた。

アメリカ

なんで・・・なんで・・・・・

何故自分ではなくこいつらが殺されるのか、といったところだろうか。

そんなの、俺も知りたかったことなのに。

日帝

全部、お前のせいだよ。

赤くなった手を頬に当ててやって、血を塗った。

アメリカ

ッ、ぅ、もう・・・もうやめてくれよ・・・

日帝

お前があんなことしなければ、誰も死ななかったんだぞ?

言われたことのある言葉が口に出る。

もう何も戻らないのに、どうしてもやり返したい。

どんな方法でさえ、どんな理由でさえ、殺しには変わりない。

日帝

俺は向こうから来るように仕向けたんだ。

聞いてはいるのだろうが、反応しなくなった。

倒れている二人を、涙を流し、苦しそうに嗚咽しながら眺めている。

何を絶望しているんだ。

何を泣いているんだ。

日帝

最初から気づければ少しは違っただろうな。

なんとなく床に転がっていた銃を拾った。

そういえば今日はあまり痛め付けていない。

確認すると、弾は一つしか入っていなかった。

どうせこれも脅しのために持ってきたのだろうな。

パァンッッ!!

脚の下腿部に銃口を向け、引き金を引いた。

アメリカ

ぅ"あ"ぁぁ"ッッ"!!

下がっていた顔が上がり、赤く腫れた目元と苦痛の表情が見える。

アメリカ

ぎ、ィ"、ぁあ"・・・ッ

死体はしばらく置いていた方が辛いだろう。

顔だけは綺麗に残してやったんだ。

方法を変えれば焼き殺すことも出来たんだから。

日帝

一人でしっかり目に焼き付けろ。

眺めていたって何も戻りやしないが。

日本国民

こんにちは、日本国民です。

日本国民

ちょっとこれいつ書いたのか忘れたんで変やったかも知れません。

日本国民

どちらかというと今日は精神リョナかもな。

日本国民

申し訳消失案件。

日本国民

まぁギリ日常回やし普通やね。

日本国民

あと、皆さんギリ予知能力ありますよね?

日本国民

展開読まれてたもんわけわからん。

日本国民

調子悪いときに書いたやつやから・・・まぁ言い訳やけど。

日本国民

てかさ、日本って結構頼んだらなんでもしちゃいそうやんな。

日本国民

もういいか。

日本国民

さよなら。

この作品はいかがでしたか?

2,583

コメント

8

ユーザー

これはとてもいいです!私が求めていたものです!暴力っていいスッな✨ゆっくり♡♡♡て行くのがそそります🤓

ユーザー

初コメ失礼します 雑談の方から来ました。大好きです。ありがとうございました。

ユーザー

初コメ失礼します なんか凄いゾワゾワしたのと ドロドロしてましたね… (それが良いんですけどね?)

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