テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
不気味な程に静かな帰り道
私の呪いはもうすぐそこにあるも同然で、
けれど、気丈に振る舞うことにも疲れてしまった
特待生
特待生
...頑張るっていつまで?
呪いの成熟ももう目の前
私に時間なんて残されてないのに...
途方もなく彷徨う彼女を見つけたのは、意外な人物だった。
ばみ
ばみ
無邪気なその声を聴き、意識が浮上する。
特待生
特待生
少し、残念に思ってしまった。
誰だ、と言われて冷たいその銃口を私に向けてくれたらいいのに。と
いっそ、討伐されてしまうのなら...
私は、──
暖かいその手を握りそれを胸へと当てる。
いっそ、彼の手で死んでしまいたい────
お願いだから、早くその引き金を引いて...っ
ばみ
ばみ
返ってきた言葉は予想外そのもので、
星喰さんはケラケラと笑いながらバシバシと私の背中を叩く。
特待生
ばみ
そう言って彼は静かに銃を仕舞う。
何かを企んでいる笑みでずかずかと迫られ、
耳打ちをされる
ばみ
ばみ