これを書き始めたのが、えーっと
11月25日
気が早すぎますね
あわてんぼうにも程がある
あてんしょんぷりーず! BL表現アリ とってもキャラ崩壊 サンタパロ もちろん煽り組
それでも良い方はお進みくだせぇ
今日はクリスマス
子供たちが指折り数えて待ちわびたこの日だ
んで、俺はそんな子供たちに夢と希望を与える仕事をしている
そう、サンタクロース…のバイト
サンタバイトって寒くて服案外風通す代わりに高収入なんよね
一晩で10万とか稼げるし
んで、今日の担当は~…?
shp
足が悪い小学1年生の男の子…
さて、行くか
shp
窓から部屋に入ると
ボブの男の子が安らかに眠っていた
この子の欲しいもの…どうせ戦隊ものの武器かロボットの玩具ってとこだろう
「さんたさんへ」と精一杯の文字で書かれた手紙を開ける
どんなものでも出てくる(諸説あり)サンタのあの袋を準備し手紙を開けて…
shp
俺は目を見張った
_____________________ | | | | | さんたさんへ | | | |ぷれぜんとには、けんこうなあしをください| | | | | _____________________
shp
驚いた
こんなに小さな男の子が、玩具でなく健康な足を欲しがること
それほどまでにこの男の子が追い詰められていること
shp
さすがに足はプレゼントできない
だから、くまのぬいぐるみを枕元に置いていった
shp
このセリフを言うのが、なぜかいつもより心苦しかった
次の日の朝、俺はこっそりとシャオロンの様子を見に行った
彼は目を覚まし、くまのぬいぐるみに目を丸くして
涙を浮かべそれを投げ捨てようとし__
直前で思いとどまったのかそっとくまの頭を撫でた
sho
目を伏せそうつぶやくシャオロンの顔には
小学生とは思えないような哀愁が漂っていた
シャオロンは親にノックされたのか扉のほうを見ると
慌てたように手で頬を上げ
親に嬉しそうにプレゼントの報告をする
shp
とても見ていられなくて俺はその場を去った
次の年も
その次の年も
そのまた次の年も
彼は「健康な足」を頼んできた
俺は精一杯彼が元気になるように考えたんだ
最新式のゲーム機とか、動いて喋るロボットだとか
結局そんなもの、ただの気休めにしかならなかった
今日もこの日がやってきてしまった
…今年も欲しいものは「健康な足」なんやろな
そう思いつつ手紙を開けると、
shp
びっくりすることが書かれていた
__________________________________ | サンタさんへ | | | | ずっと無茶を言っていてごめんなさい | | サンタさんは優しいから足をくれると思ったんです | |でも俺の手紙を開けるたびに泣きそうな顔をしてプレゼントを置いていく| | サンタさんを見て、悪いことしたなって思いました | |それと同時に、俺のためにそこまでしてくれるサンタさんを好きになって| | しまいました | | なので今年のプレゼントは「サンタさん」でお願いします | ___________________________________
…見てたんや
後ろで彼が起き上がる音がする
あぁ、とりあえず挨拶して名前を教えて…
俺も好きだと、伝えよう
__この日は、俺の人生で最高のクリスマスになった__
いやぁ…
良いなぁ…これ
大好きやわ…
コメント
10件
なんこれ、、 最高すぎる、、、 Merry☆Xmas いつも素敵なお話ありがと オリジナル曲めっちゃ楽しみにしてた! いってきま!!
わぁ