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俺は親の顔を知らずに育った
親の顔を知らないのは何故かって…
気がついたときには俺しかいなかった
近くにいた知らない大人によれば
俺は"スラム街"と呼ばれるここに捨てられた『孤児』らしい
幼いながらに俺はすぐにあることを考えた
それはーー
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
スラム街の子供(使い回し)
浅野夕也
浅野夕也
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
スラム街の子供(使い回し)
スラム街の子供(使い回し)
浅野夕也
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
スラム街の子供(使い回し)
同じ年くらいや年下くらいの子供たちに声を掛けまくった
それは協力して生き延びていくため
幼い子供でも何人か集まればできることはあるはずだ
そう思い何人かで集まりその日からそのメンバーたちで生活をすることにした
大人のやっている仕事を手伝い少ないながらのお金を貰う
それを貯めたり出し合いをして食料を調達する、そんな生活を送っていた
それから数年後のある日…いつものように色んな人の仕事を手伝い終えてお金を集めて
食料を調達して帰ると仲間たちが何かを囲んでいるのが見えた
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
スラム街の子供(使い回し)
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
そう言われて見せられたのは少し古い汚れているラジオだった
スラム街の人にとってラジオは貴重な情報源でもあった
ただし問題が1つ残っていた
アンテナを伸ばしても長々音が流れてこない
スラム街の子供(使い回し)
浅野夕也
スラム街の子供(使い回し)
しばらくアンテナを動かしてると
不意に『ザザッ、ガガガ、ザー』と音が鳴り始めた
スラム街の子供(使い回し)
続いては先週発表されたばかりの新曲がトップ10入りしました(ラジオ
驚異のスピードで再生数を伸ばし勢いの衰えを見せない(ラジオ
今や街のどこでも流れているので一度は耳にしたことがあるでしょう(ラジオ
それでは『ブルーローズ』で『ラムネ味の日常』です(ラジオ
スラム街の子供(使い回し)
浅野夕也
ラムネ味の日常という曲は日常をラムネの泡に例えた曲だった
その中でもサビの歌詞はすごく印象に残っている
俺たちは肉体労働でお金を稼ぐため毎日クタクタだった
疲れた日にラジオをつけると当たり前の様に『ラムネ味の日常』の他にも色んな曲が流れていた
疲れた体にすぅーっと入り込んでくるこの感じが心地よくて
疲れてる日は皆で必ずラジオをつけて身を寄せあって夜を明かしていた
そんなある時それは食料を調達して帰ったときのことだった
浅野夕也
浅野夕也
浅野夕也
浅野夕也
浅野夕也
それから近くを探したりしたが知ってる顔に一度も出会うことがなかった
浅野夕也
浅野夕也
浅野夕也
そもそも急に仲間が全員いなくなるのもおかしい
どこかで何かあったのだろうか
その時だったーー
通りに見慣れない黒い車が止まっておりドアが閉められるところだった
浅野夕也
その車はすぐに発車してしまい追いかけなかったことを後悔した
だって車のドアが閉まるときに仲間の顔が見えた気がしたから
浅野夕也
浅野夕也
同じ言葉だけが頭のなかでぐるぐるしていた
自分だけ助かった、なんで皆が連れ去られたのか…
俺がもう少し早く戻ってきてれば何か変わっていたのかもしれない
追い付けなくても追いかけてればよかったのかな
どれだけ考えても答えは出てこなかった
浅野夕也
浅野夕也
どれくらいそうしていたのだろうか
児相の人
児相の人
児相の人
浅野夕也
児相の人
あとに聞いたことで近所の人が俺のことを児童相談所の人に連絡をしたらしい
行く宛がない俺は養護施設に入ることになった
そこであの子と出会うことなんて知ることもなくーー