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アミノ酸

どーもー

クエン酸

どもー

アミノ酸

続き書いてくぜー

クエン酸

今回は?

アミノ酸

あーえと、Rでないうえにイチャイチャもなく、青くんも出てこないと言う…((

クエン酸

まぁあんなこともあったあとやからなぁ…

アミノ酸

注意!

!お願い! ・ご本人様に一切関係ございません。 ・青桃とか言いながら 今回は青くん出てきません(( ・地雷さんはUターン! ・通報、パクリ等はおやめください。 ・nmmn作品

、、、

もう何も考えたくなかった。

いつも通り制服に腕を通して バーカウンターの扉を押す。

いつも通り酒瓶のストックを確認して、 いつも通り空のグラスを並べた。

いつも通り、いつも通りでいいんだ。

そう自分に言い聞かせ、 いつも通りの支度をする。

シェイカーを手に取って 汚れていないかを見る。

ガコンッ

カランッカランッカラッカラッカカカカッ…

シェイカーが手からすり抜ける。

しゃがんでとるのもめんどくさい。

(今日は…仕事出来そうにないな。)

はぁ…

ため混んだ思いが 溜息に混ざって抜けていく。

(…休みにしよう。)

どうしても頭から離れない。

(そうだ。)

こういう時はあれだ。

ダンッ

(普段自分の店の酒飲むことなんて滅多にないんだけどね…)

ふと彼の前でウォッカを 一気飲みした日のことを思い出す。

…忘れよ。

シュワワワ…

カカオリキュールの瓶の栓を抜いて グラスに注いでいく。

リキュールは蒸留酒に果物やハーブを 加え、香りを入れたもの。

そこにレモンやソーダを注いで カカオフィズを作る。

(甘い…)

程よい甘さがちょうど良かった。

ん…

何度もグラスを口にしながら スマホを手に取る。

チャットアプリを開いて 届いていた通知に応える。

(しょーちゃんにも連絡した方がいいのかな…)

(…でもしょーちゃんが…)

(あとりうらにも謝っとかないと…)

(あのあと、りうらのことも帰しちゃったから…)

、、、

全部少しめんどくさくて チャットアプリを閉じた。

仕事メモのスクショを確認するために 写真フォルダを確認する。

スマホの写真フォルダの 1番上に出てくる写真。

曇りのない彼の笑顔。

っ…

削除ボタンを躊躇いなく押した。

忘れたい。はやく、はやく。

"本当に削除しますか?"

、、、

キャンセルボタンを押す。

(やっぱり…忘れらんないよ…)

前髪をぐしゃりと崩して 泣きそうな自分を水で割る。

ぐいっ

勢いよくグラスの残りを飲み干す。

ん"………

こうすれば全部忘れられるから。

全部無かったことにすればいい。

カコッ

カンパリの瓶を開ける。

しゅわしゅわとしたソーダ。

それでカンパリを割る。

コクッ

(…にが)

さっきのカカオフィズとは違って とても苦い。

カンパリソーダはよく聞くであろうバーでお馴染みのリキュールカクテル。

カカオフィズには果物を 使っているのと比べ カンパリソーダは ハーブを何種類も使っている。

その苦味が今の自分には美味しく感じた。

(甘めのほうが好きだったんだけどな…)

"、、、甘ったる過ぎるのより ちょっと苦いくらいがおいしいんだよ。"

いつか初めて会った時に まろが言っていた気がする。

、、、

首を横に振る。

(忘れなきゃ…)

どうしても思い出してしまう想い。

いやだ、いやだ。

全部カクテルと一緒に 飲み込んでしまいたい。

ゴクッ

中途半端に酔わされて終わったこの愛を 冷ましてしまいたい。

ゴクッゴクッ

カクテルを一気に口に運ぶ。

んぐっ…

苦しいくらいに流し込んで

おかしいくらいに酔いどれて

酒焼けたみたいな感情なんて

全部全部忘れたいのに

ぐすっ…(ポロポロ…)

なんで涙が出るんだろう。

左から5番目の席。

棚に並べられたウォッカの瓶。

少し暗めの電球。

父から継いだこのバー。

全部まろのことを思い出させてしまう。

もうっ…やだ…(ポロポロ…)

カランカランッ

ビクッ

(今日閉店にしたはずじゃ…)

あーっと…

お客さんは今の俺を眺めて 少し間が悪そうに言う。

今ってやってます?

(あ…CLOSEにすんの忘れた…)

(でも申し訳ないし…)

はい、やってます…(ポロポロ…)

ぐしゃぐしゃの顔のままそういった。

笑顔で対応したいのに

声が震えてしまう。

早く泣きやめ。 お客様の前だぞ。

そう自分に言い聞かせても 涙は止まらなかった。

だ…大丈夫ですか…?

ぐすっ…(ポロポロ…)
大丈夫です…(ポロポロ…)

…お話聞きますよ。

そこで全部聞いてもらった。

俺にとって知り合ったばかりの このくらいの関係だからこそ 言えることがあったのかもしれない。

俺が何を言っても あにきはゆっくり聞いてくれた。

なるほどなぁ…

それはキツい…

うん…

カクテルを口にするあにき。

俺が泥酔状態のまま入れた カリフォルニアレモネード。

もしかしたら配分が 間違っているかもしれない。

じゃあさ、俺にしようぜ。

え…

ってなって、俺にしないやろ?

え…あ…うん

…好きやからこそ…辛いんよね。

叶わない恋ほど苦いものってないと思うで。

カランカランッ

あにきがグラスを傾ける。

っ…

その横顔がまろと重なる。

大人で届きそうにないあの顔。

するとあにきはこちらを向いて言う。

愛はカクテルみたいなものだよ。

苦いやつも甘いやつも全部まとめてカクテル。

それらに溺れたら正気ではいられんくなる。

でも冷めてしまったら正気に戻る。

その上、酔っていた時の記憶なんて消したくなる、あるいは失っている。

…怖いんだよ。

怖いね…

自分もグラスに入った クロンダイク・ハイボールを 少しだけ口にする。

甘めのベルモットの風味が 俺の頭をふわふわとさせる。

もう完全に酔っ払ってたよ。

…愛に溺れてた。

もう全部まとめて話してしまいたかった。

まろしか見えなくて、毎日まろのこと考えて。

…最初はただのイケメン人たらしだと思ってた。

だけどまろはすっごく優しかった。

…そう気づいた時からもう依存してたのかもね。

…そうやな。

…俺には苦すぎたみたい

、、、

あにきは少し考えてから 話し始めた。

…本人と詳しく話はした?

してない…けど…
やっぱ、あんなん見せられたら信じるしかないじゃん。

コラ画だったりせん?

いや…それは…わかんないけど…

自分でも頼りないし イラつく答えだと思ってる。

わかんないのに勝手に好きになって嫌いになるん?

あにきの声に少しずつ 嫌な圧がかかってくる。

だけど…

でも、答えが出ないんだ…

さっきからさ、だけどだけど言ってるけどさぁ…好きなら好きな人のことくらい信じてあげられへんの?

あにきの低い声のトーン。

にこりとこちらを向かれる。

もしかして、嫌い?

あにきの言葉に食い気味で答える。

それは、違う。

嫌いになんてなれない。

…クスッ

そーゆーこと。

!!

好きなんやったら、最後まで信じてみ?

もう1回、ステアしてみな。

…うん!

ほら、マスター、最後の1杯。

コトンッ

ん、なにこれ。

ニコラシカ。
先に口の中に砂糖とレモンを含んでからブランデーを飲むの。

へぇ、面白いカクテルがあるもんやな…

サラ…

ぐいっ

あ、うまいな

良かった。初めて入れたから不安だったんだけど。

気になることには首を突っ込んで見ようと思ってね。

辛くなったらまた俺に話してくれればいいから、たくさん話してこいよ。

うん。ありがとね。

深夜0時。

苦すぎる思いに蓋をしてもらうのは

とてつもなく安心するものだ。

アミノ酸

どーでしたかー

クエン酸

なんか3話と比べたら短いような…??

アミノ酸

仕方ないんだ

アミノ酸

だってずっとナイーブなのもあれやん

クエン酸

まぁな…

アミノ酸

締めまーす

クエン酸

最後に!

この話を読んでくれてありがとう!!

I

この話が少しでも良いと思ってくれたら!!

♡、コメント、フォロー等まってます!!

I

宣伝とかも待ってるからなっ!!

では!

I

次回をお楽しみにっ!!

アミノ酸

おつアミノー

クエン酸

おつクエンー

ナイトレコード【青桃】

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360

コメント

9

ユーザー

私もこの作品に依存していますw

ユーザー

続ききになるし ゆーくん優しいッッ

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