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SAクラス

26 - 完璧な人間の閉じ込め方 其の二

♥

48

2024年02月03日

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光太

2月の末らへんに、更新が2週間程出来ません!
と原作者が申しております

広叶

あ、そうだ…。
お二方、ポケットを確認してもらっても?

良いけど、なにも入って…あれ?

光太

何これ?
[薬を取り出す]

広叶

それは、この世界に来る際に必ず持たされる…
まぁ、パスポートですかね〜

薬だが

広叶

その薬は、『透明になる事が出来る』薬です。
色々と、お二人は見られてはまずいので

光太

これ、本当に効果あるの?

広叶

未来の叶様がお作りになったんですよ?
…いまは、学者…というか、研究者の卵ですからね

研究者?あの叶ちゃんが?

広叶

叶様のお父上は、研究者でした…

光太

でした?
今は違うの?

広叶

今は…まぁ…

もしかして、亡くなってる?

広叶

そうですね…はい

光太

ごめんなさい!
そんなつもりじゃなくて…

広叶

分かってますよ。
貴方からは、悪意の匂いは無いですし

光太

(この時から、鼻は良いんだ…)

広叶

あの方は、本当に素晴らしい方でした

広叶

このSAクラスの幹部でしたからね

どんな感じの人?

広叶

…強くて、優しくて…でも、少し愛情表現が苦手な方でした

光太

…陸叶にそっくりだ

そうだな

広叶

…には.....本当にもったいない…(ボソッ)

光太

…僕この時代の、千夏ちゃん達に会いたい

広叶

えぇ。会えますよ

光太

どんな感じかな〜。
あ、僕椿ちゃんの所行ってきます!

広叶

なぁ。広叶。

広叶

はい!
…なんですか?

光太が、いない今だから聞くけど

お前、先天性の能力者じゃないだろ

広叶

…!
凄いですね。良くお分かりで

勿体ないって、『幹部の人間が、死んで』じゃなくて
『自分にこの能力は』って意味?

広叶

そうですね…。
僕にこんな力もったいない…。

広叶

それこそ、分家の人間が受け継げばよかったのに…

分家?

広叶

あれ?知らないんですか?

広叶

風原家は、秋原の分家ですよ?

…は?

広叶

代々能力と、膨大な財産…あとは、権力。
これら3つを三百年程前から受け継いで知るのが秋原家です

分家…と言っても、そこまで差はねーだろ

広叶

あるんですよ。しかも、分家は本家の為なら死んでも構わない
…そんな思考回路の人間が、多いのです

広叶

だから、この時代の綾香さんは、当主様の為ならなんだってしますよ

おかしいだろ、それ

広叶

そうですか?
僕からすれば“普通”です

そうだな…ごめん

広叶

後もう2つ、秋原に関係している家系はあります

教えてくれ。…SAクラスの人間としてじゃない、
お前の、主達の友人としてだ

広叶

…はぁ。まぁ構いませんよ。

広叶

関係のある家系は『沼野』と、『春夏冬』ですよ

え…!?それって…、でもなんで?

広叶

沼野は代々秋原に使えている『殺し屋の家系』です。
全員能力持ち…と、まではいきませんが、それ程強いです

広叶

春夏冬は、まぁ。字からして、秋原を相当嫌っています

んでだよ?

広叶

…さぁ?詳しくは知りませんけども…、
その昔、対立があったそうです。

詳しく

広叶

百年ぐらいまで遡れるんですけど…

いいから!

広叶

能力持ちは、能力持ちの運命を真っ当うするべき
…こう申し立てたのが、当時の次期当主候補の双子でした

広叶

兄は、家系を気にし『真っ当うすべきではない』と言い張り
弟は、『人を、殺められる力を天から授かったのなら、それを、真っ当うすべき』
と言い張りました

それで?…それでどうなったの?

広叶

結局、保身側の人間が多く、兄の意見が採用されました…が、
これに腹を立てたのが弟側の人間です

広叶

…弟は、家を離れる前に当時の当主に当たる父親を殺害、
以降兄は、秋原を守るの為に殺し屋を雇い始めます。

それが、沼野…

広叶

弟は、秋原を滅ぶす為に強い能力者を創り上げました…
その争いは今日まで続き、つい先日…

現当主が、殺害されたと?

広叶

幸いなことに、当主候補の陸叶様、叶様はご存命…
ですが

ですが?

広叶

…いえ、樹様は能力の引き継ぎ方法について知っているのかな〜
と思いまして

引き継ぎできるのか、後樹でいい

広叶

善処はします
…方法は、2つあります。
まず1つ目は、『持ち主の殺害』これが、一番手っ取り早いです

広叶

2つ目は、能力者本人が引継ぐ人間に触れる事

…つまりなんだ?

広叶

現当主、スミレ様の能力は…
ラミの手に落ちました

…え?

広叶

不幸中の幸いですが、夫の櫻様の能力は…

…違う、そうじゃない…!

広叶

え…?

あ、ごめん。

広叶

いえ、これで話したいことは話せましたし…、合流しm

広叶

飲んで!!
[樹に無理矢理薬を飲ませる]

は?

広叶

ふー....。
おかえりなさい、お邪魔しています。

美咲

ただいまー、広叶さん

(この人…、たしか…)

広叶

勝手に入ってしまってすいません。美咲さん

美咲

さんはよしてよー。広叶さんのほうが歳上でしょ?

広叶

あはははー。そうですね

(じゃぁ、この人が渉のお姉さんか…)

美咲

…ねぇ、もう一人いるね?

広叶

…バレましたか

なんで!?

美咲

心音の能力だよ〜。君はだれ?

広叶

月島樹さん。…まぁ、安全な人ですよ.......多分

おい

美咲

あ~ぁ、未来からきた人か

広叶

…美咲ちゃんこわい…

美咲

うーん?(にっこり)

広叶

コワイヨ

美咲

ねぇねぇ、未来から来たなら渉と千夏の制服姿とかみたの?

あ、はい…。

美咲

いいなぁー!
楽しみなんだよね〜!

そうなんですか…
(あれ?…美咲さんは自分で…でも、こんなに…)

美咲

やっぱり、私実効するんだ〜

美咲

ううん、こっちの話

広叶

…そろそろ、いいですかね?

美咲

わかってるよー、ナイショでしょ?

広叶

えぇ

千夏

小さい…

光太

本当に、表情筋死んでる…

広叶

[樹、光太の声は、広叶と椿にしか聞こえていない]

千夏

…総理、一つよろしいですか?

…ねむい

この頃から、自由人だね

千夏

この任務、私はともかく叶が出てくる必要あります?

…ねむいよ〜

総理

あるよ

ウトウト

総理

おーい、叶くーん?

千夏

眠そうなので、帰りたいです

光太

…総理ってくん付で呼ぶよね

たしかしー

光太

しーってなに?

しらん

広叶

…プルプル
[笑いこらえてる]

千夏

んじゃ、失礼しましたー

総理

あ、こら!

パタン

総理

広叶君〜!

広叶

…叶様がすみません…

総理

いいんじゃよ。
それより、能力には慣れたかい?

広叶

まだです

総理

ゆっくりでいいからな

光太

…千夏ちゃん行っちゃったね

どーする?

光太

追いかけるか!

広叶

…あの、離れないでくださいね?

ハイ

千夏

ほら、叶起きて

ウ~ン…あともう少し寝させて…

千夏

起きて

モブA

おい、あれ秋原の当主の(ヒソヒソ)

モブB

当主亡き今、何の未練が此処にあるのやら(ヒソヒソ)

ん〜?千夏?

千夏

ねぇ、おじさん達。
耳障りだから、喋らないでくれる?

モブA

あぁ!?

千夏

邪魔だし、そもそも友人の悪口言っている人間に叱ってなにか間違いが?

モブB

…行こうぜ

…千夏?

千夏

叶。貴方には、私や秋原君がいる。
…ムリしないでね

うん。ありがと

光太

…止めに入る必要なし

…友達想いだな

広叶

叶様!
ご無事ですか?

うん。

千夏

…フー!

威嚇しないよ〜

広叶

あはは…

光太

威嚇…

猫か!?

千夏、広叶はいい人だよ?

千夏

それは、私の尺度で決める

広叶

えーと…。
頑張ります?

千夏

…いい人なのは、知ってます。
でも、信用も信頼もしていません

光太

千夏ちゃん、広叶の事嫌いそうだよね

あ~。なんか判る

光太

現代でも、必要以上は話さない…みたいな

まともに会話してるとこ見たことねー

広叶

グサッ
[矢印が突き刺さる]

千夏

早く帰りましょ

うん

広叶

お二人共?

光太

了解

光太

ねぇ、広叶ってさ

広叶

なんですか?

光太

未来を変えようとは思わないの?

広叶

思いませんね。僕にその権利はありませんし

…なぁ。
お前はどこまで知ってる?

広叶

どこまでって…。未来の事ですか?

あぁ。そうだ

広叶

少なくとも、貴方がたきた時代までです。
それ以上はわかりません

光太

過去に、戻ろうとは思わないの?
当主さんを失ったことを後悔しているなら…

広叶

無理ですよ。
この力は貰った時までしか遡れません

広叶

僕と椿はあくまで、受け継いだ側の人間。
しかも、スミレ様が亡くなった後です。どうあがいても無駄ですよ

そっか…

広叶

救えないと分かりきっているなら、
希望なんて捨ててしまえばいいんですよ

光太

え…?

広叶

…忘れてくださいね

広叶

所で、晩御飯どうしますか?

広叶のおごり?

広叶

いえす

光太

いいの!?

広叶

未来の教えてくれるのが交換条件ですが

いいよ!

Ψ(*¯ч¯*)''モグモグ

光太

美味しい(*´༥` *)モグモグ

広叶

…あの、聞いてますか?

聞いてる

『未来がどうなったか』でしょ

広叶

分かってるなら、答えてください

光太

千夏ちゃんも、叶ちゃん達も元気ですよ

広叶

そうですか…

この時代のメンバーみたい

広叶

写真ありますけど

光太

みたいです

広叶

あ…。
渉の写真ないや

広叶

というか、まだ会ったこと無いんですよね

光太

ふぇ!?

え、マジ?

広叶

大マジです。
たしか今入院中です

怪我?

広叶

いえ、持病で

光太

持病なんてあったの?

広叶

軽いですけど…。
この間倒れて、入院中です

今では、すっかり元気だけどな

広叶

…あの、僕に聞きたいことでもあるんですか?

光太

僕はないです

俺も、ない

広叶


そうですか…

光太

おふとんだ〜!!
[布団にダイブ]

ホコリ舞うからやめろ

広叶

此処では、透明化はありません。
ごゆっくり

光太

楽しい…、ねぇ枕投げしよ?

本来の目的忘れていないかい?

光太

( ゚д゚)ハッ!

光太

…なんだっけ?

沈めるぞ

光太

コワイ

ん?

光太

ちょっと、トイレ行ってくる〜

行ってら

光太

さっむ…!!

??

ーー〜?
ーー!

光太

ん?なんだ?

光太

チラ

広叶

だーかーらー!
言ってるじゃないですか!

??

広叶の馬鹿!ケチ!

広叶

泣かせますよ!?

??

やれるもんならやってみなさいよ!

広叶

なんで、今わがまま言うんです!?
茉穂夏!

光太

え…?

茉穂夏

うるさいな!!
なんで、千夏が護衛任務に行くの!?

広叶

ですから、上からの命令で…

茉穂夏

千夏の能力じゃ、護衛対象は守れないでしょ!?

広叶

少し、おだまりください!

茉穂夏

それに、実力も私のほうが上だよ!

広叶

実力うんぬんの話ではないでしょ?

茉穂夏

依怙贔屓だ!
千夏は、親がいい地位にいるからって…!

広叶

そうでないことぐらい貴方だって知ってるでしょ?

茉穂夏

グッ…
広叶の馬鹿!

広叶

ハイハイ…

茉穂夏

もう知らない!
泣いてすがったって助けてやらないもん!
[自分の部屋に入る]

広叶

僕は、助けられる程未熟者では無いですよ

光太

広叶…今のって

広叶

あ、居たんですか…。お見苦しい所を見せました
彼女は、桑野茉穂夏。

光太

まほかって…メンバーの…

広叶

??

広叶

あの子は突然変異で、一般家庭出身でして…
親が高い地位に居るメンバーのああやって強く当たるんですよ

光太

…広叶も、親メンバーだった?

広叶

いえ。というか、僕は親の顔知りませんし…

光太

ごめん

広叶

まぁ、あんな親元離れて正解ですよ

光太

へ?

広叶

あぁ、忘れてください。
僕は、椿の手伝いに行ってきます

光太

まって!
[広叶の手を掴む]

広叶

…なんですか?

光太

その…例え悪くても親の事を、悪く言うのは....

広叶

…そうですか?
僕の、父親は母親に刺されました。

光太

そんな…!

広叶

それぐらい、ろくでなしで…。
母親も….....

光太

もう喋らないで

広叶

…手伝い行ってきます

ん?おかえり

光太

樹…

どした?

光太

僕もうムリだァァァ!!

え?

光太

なんか広叶は思った以上に重いし!
もう1人のメンバーには会っちゃうし!!

落ち着け…

光太

ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!

ちょ...マジで落ち着け

光太

グス…
なんかさ、広叶が重すぎワロタって感じだよ

マジでどした

光太

実はさ、昔メンバーは7人いたの
でも、千夏ちゃんが殺して…

今に至るのか…。
なんで殺したんだ?時期は?

光太

1年前ってとこ

1年前…?
1年前つったら、無差別爆破事件が起きたよな

光太

あぁ。そういえばそう。
…それ以外だったら…

猫カフェが増えた

光太

は?

ガチギレやめて

光太

猫カフェか…

今度行くか
…無差別爆破事件の犯人てたしか子会社の係長だよな

光太

うん。たしかね

光太

うん。たしかね

千夏

…爆破事件…1年前…?

千夏

…あぁ、そういう事か

広叶

千夏?何してるんです?
叶様がお呼びですよ

千夏

うん

広叶

…(本当に子供か?子供とは思えない程の力と表情…まぁ。いずれにせよ
僕には関係のない事だ)

千夏

フラフラ

広叶

顔色が悪いですよ

千夏

平気
[目眩が襲い、倒れかける]

広叶

大丈夫ですか!?
[片手で受け止める]

千夏

うん…お腹すいた

広叶

椿!!

広叶

ですから!
前々から言ってましたよね!?
ご飯食べろって!!

千夏

うるさい…。頭に響く…

椿

はい、もう一口食べましょうね〜
[千夏にご飯を食べさせている]

千夏

…もうお腹いっぱい…

椿

まだ、3口めですよ?

広叶

千夏は、頭使うからご飯を食べたほうが良いですよ!

千夏

分かってるよ…

茉穂夏

ヘッ、そんなんで明日の護衛任務務まるのかしら?

千夏

私の力は、茉穂夏と違って強いし、補助能力もある…
弱いけど、魔法だって使えるよ

茉穂夏

気に入らない…!

千夏

アホカめ

茉穂夏

何だと!!

千夏

頭痛いからやめて…

椿

頭痛薬持ってきますね

茉穂夏

むっ…。
どーせ、私は千夏には勝てないわよ!

千夏

そうね。精々足掻きなさい

茉穂夏

何だと!

広叶

喧嘩はよしてください…。
力がまだ回復していない千夏に勝っても嬉しいですか?

千夏

広叶、私は回復して無くてもアホカには勝てるわよ

茉穂夏

本当に、ムカつくわね、あんた

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