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桃くん

???

ザワザワ

桃くん

.........トボトボ

都会の夜はザワザワと賑やか。 そんな中。俺、桃は

死にたい

という一心でひたすら 線路に向かってあるく。

桃くん

.........

桃くん

.........。

これで死ねる。 俺は線路に立つ前にある1つの お願いを手を胸の前で合わせて 呟いた。

桃くん

誰かから心から愛されたかった。

桃くん

でも俺、もう頑張れないよ、

桃くん

来世は、どうか来世は
心から愛されますように。

そう呟いて線路の前に立つ。

もうすぐ電車がここに来るだろう。 俺は最後の最後まで 手を合わせていた。

ガタンゴトン

そろそろだな。

ガタンゴトン

ガタンゴトン

ガタンゴトン

桃くん

ポロボロ

久しぶりに泣けた。 我慢してた分一気に涙が溢れてきた。

桃くん

ポロボロ
うっ、ポロボロ

もっと誰かに愛されたかった!

誰でもいいから、中身を見て欲しかった!

俺を利用しないでよ、

キキーッ

桃くん

.........へ?

???

ばーか、
何やってんだよ
あほ、

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