テラーノベル
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今日、僕は勇者の剣を引き抜く
左手にこの世界の通貨である ゴールドを握りしめ
「封印の祠」と呼ばれる 小さな遺跡の前に立つ
僕は、以前にも ここに立った事がある
あの時はどれだけ力を入れても 聖剣はピクリともしなくて ティナに泣きついたんだっけ
……でも、今日は違う
祠の門番
祠の門番
コウキ
祠の門番
僕は余剰分を財布に戻して、机の上に挑戦料分のゴールドを置いた
祠の門番
祠の門番
祠の門番
コウキ
もう後戻りはできない
祠の内部に足を踏み入れると祠にかけられた魔法が作動し、目に見えない膜のようなもの、結界が張られる
この結界魔法により 祠には一人しか入れないのだ
僕が勇者の剣を抜く伝説的な瞬間が誰にも見られないというのは残念だけど、しょうがない
石造りの階段を降りた先
そこは、明かりと台座以外 何もない一室
だからこそ、台座に刺さった剣が いやでも目に入る
僕は台座の上に立ち 剣の持ち手を両手で握った
コウキ
コウキ
コウキ
コウキ
コウキ
コウキ
僕は精一杯 腕に力を入れ続けた
しかし……
コウキ
コウキ
コウキ
コウキ
僕は一度 聖剣から手を離し 呼吸を整える
コウキ
コウキ
僕は左の手で 再び聖剣の持ち手に触れる
…………
凄く緊張する
変な汗が出ている気がする
ドキドキが止まらない
それでも僕は……!
コウキ
コウキ
僕の中のエネルギーが封印された聖剣デュラムをもとに新たな物体を創り出す
やがて、その物体は "もう一つのデュラム"となった
コウキ
左手には、台座に刺さった 封印されし聖剣デュラム
右手には、何にも縛られていない 勇者の剣デュラム
コウキ
コウキ
僕は左手をゆっくり開き、離したその手で右手に持つデュラムを握りなおす
次の瞬間、僕は 気分の高まりを表現するかのごとく 勢いよく階段を駆け上がっていた
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
ふふっ……ふふふ…………!
コウキ
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
おっと、忘れちゃいけない
勇者の剣は、ダンジョン攻略の為に 手に入れたということを
こんな所で 油を売っている余裕はない!
コウキ
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
祠の門番
何故か後ろから門番のおじさんが 追いかけて来た気がしたけど
所詮は気がしただけなので
僕は構わず、ティナが待つ 冒険者ギルドに向かうのであった
王宮内 王室
人々
王室の重い扉を勢いよく破って駆けつけてきたのは一人の兵士だった
王様
兵士
王様
王様
王様
兵士
王様
その時
イロハ
という声と共に 人影が扉の裏からその姿を表した
王様
兵士
イロハ
イロハ
兵士
兵士
兵士
イロハ
王様
王様
イロハ
イロハ
兵士
兵士
王様
王様
王様
イロハ
イロハ
王様
王様
王様
イロハ
イロハ
兵士
兵士
イロハ
イロハ
王様
イロハ
イロハ
王様
王様
イロハ
イロハ
イロハ
兵士
イロハ
イロハ
兵士
兵士
イロハ
イロハ
王様
王様
イロハ
イロハ
バタンッ……
ガヤガヤ……ガヤガヤ……
イロハ
イロハ
イロハ
【続く】
コメント
3件
初コメ失礼します!! 書き方がすごく上手いですね✨️✨️ 思わず引き込まれました!! 私では想像できないような設計?で尊敬します( * ॑꒳ ॑* )
うわっ、まさか「引き抜く」んじゃなくて「創り出す」発想で突破するとは…!予想外すぎてめっちゃ痺れました😳✨ 門番さんがパニックになってるのも可愛くて笑っちゃったし、王宮でイロハさんが冷静に嘘の情報流して収めようとするのもキャラ立ってて好き。コウキ君の「無敵だー!」って高揚感が伝わってきて、こっちまでワクワクしちゃいました。次が気になる!
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桜咲かな
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