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都内 午後24時11分
雨の夜だった。
トンネル下に段ボールを敷き、 毛布に包まっていた男がいた。
通る人々からは冷たい目を向けられる。
はぁ……
寒い。
だが、こんな生活にももう慣れた。
ピタッ……。
五十嵐 庸一
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湯野田と淵後、千史の3人は 建物を探索していた。
別棟には各自の部屋があり、 扉には名前付きのプレートが貼ってあった。
それぞれ部屋の中を確認するも怪しいものは無く、簡易的なベッドに机とテーブル、
テレビに洋服掛けなど、 必要最低限なものは用意されていた。
淵後 竜吾
湯野田 留衣斗
淵後 竜吾
湯野田 留衣斗
淵後 竜吾
3人が次に向かったのは、 小さな食堂だった。
フードコートのように四角いテーブルに四つの椅子が設置されているテーブルが10組。
奥には厨房があり、厨房の中にはコンビニで買えるようなおにぎりやパンなどが、台の上に置いてあった。
ポットもあり、カップラーメンも 沸かすことが出来る。
食料には困らなさそうだ。
齊藤 千史
カップラーメンを手に取り、千史は呟く。
淵後は、パンをひとつ手に取り、 袋から取り出しては頬張る。
湯野田 留衣斗
淵後 竜吾
淵後さんはパンを咥えたまま、 厨房から出て食堂の椅子に座る。
淵後 竜吾
湯野田 留衣斗
齊藤 千史
いつの間にか持ってきていた水を、 千史さんは軽く口に流す。
淵後 竜吾
湯野田 留衣斗
淵後 竜吾
淵後の視線の先には、千史の姿があった。
淵後 竜吾
淵後 竜吾
淵後 竜吾
齊藤 千史
都内某所 午後19時10分
笠奈と心美はふたりで広間へ着くと、 6つの席が埋まっていた。
あと集まっていないのは 霊媒師の山端くんと占い師を カミングアウトした帆乃佳ちゃんだった。
田中 遊星
田中 遊星
眼鏡の青年・田中遊星に 説教をされてしまった。
心美ちゃんはぺこっと軽く頭を下げると、 空いている席に座った。
私も申し訳なさそうに 空いている席に座った。
残りふたつの席。
遊星くんは、貧乏ゆすりをしていて 苛立ちの様子を見せていた。
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
湯野田くんは首を横に振った。
湯野田 留衣斗
田中 遊星
湯野田 留衣斗
田中 遊星
遊星くんは謎に勝利の笑みを浮かべ、 眼鏡をくいっと上げてみせた。
ちらちらと時計を見て、 広間の入り口を見つめる。
田中 遊星
がらっ
扉が開き、最後の2人が広間にやって来た。
田中 遊星
2人は全員が集まっているのを見て、 少し早歩きで席に着く。
田中 遊星
遊星の問いには、誰も返事をしなかった。
どの組も情報は掴めていないようだった。
加藤 心美
田中 遊星
加藤 心美
田中 遊星
遊星はバカにするような視線で、 心美ちゃんに冷たく言い放つ。
田中 遊星
田中 遊星
加藤 心美
田中 遊星
加藤 心美
心美ちゃんは遊星の挑発に対抗し始める。
こんなに勝負心を見せた心美ちゃんを見るのは初めてかもしれない。
田中 遊星
田中 遊星
遊星の矛先は3人へと向けられた。
田中 遊星
田中 遊星
葉村 笠奈
田中 遊星
葉村 笠奈
葉村 笠奈
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
葉村 笠奈
遊星は言い終わると、 再び勝ちを確信した笑みを見せた。
その様子に私は少し、苛立ちを覚えていた。
齊藤 千史
五十嵐 庸一
齊藤 千史
五十嵐 庸一
齊藤 千史
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
田中 遊星
私は占い師3人の座る位置を確認する。
田中 遊星