死ねない人 2話

あの出来事から、今日で一ヶ月 今は柚が死んでしまったことに、自分を責めることしかできない。 毎日が地獄みたいだ

あさひは俺の親友だ 高校に行ってからはあまり遊ばなくなったがちょくちょく話す仲だ それに、遊んでしまえばいつもなんやかんや楽しんでしまう あさひはそういうやつだ

そして二日後...

俺はあの日の最後の柚とのトークをさかのぼった あの日から地獄のような毎日だった だけど今はなんだか、楽しい、というか、懐かしい。この感じ この時俺は昔を思い出していた それと同時に、ひろとは俺の大切な親友なのだと再確認した。

それから何時間かあさひと過ごしていた ほんとに頼りになる、いや、ならなかったとしても、それでいい ちゃんと話を聞いてくれるだけで十分だった

それから俺はまっすぐ家に帰った ただ、一つ腑に落ちないことがあった 柚のあの言葉 [あいつはあきとなの、あきとの考えてることは全部分かってた、逃げて] 俺が殴られる前に、柚に言われた言葉だ

その日の夜、、、

それからすぐ警察が到着した

扉の壊される音が家中に響いた。

それから俺は窓を開け、 地上から優に10メートル近くあるマンションの三階から飛び降りた。 ｸﾞｼｬ 地面から生々しい落下音だけが響いていた

窓から飛び降りたはずの俺は何故かベッドで目を覚ました。 携帯には一件の着信がきていた その着信を確認して驚愕した

状況を整理し、 それから俺は柚に電話をかけ、すべてを話すことにした

つづく