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ピピッピピッピピッ...
目覚まし時計の音が鳴り響く。
月野美咲
今日から新しいクラス。 部屋にかけられてる制服を見て実感する。
月野美咲
月野美咲
月野美咲
月野美咲
私は生まれつき左右の目の色が違う。 でも、 それを気にしたことなんて一度もなかった
あの時までは......
~7年前~
MOB
MOB
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
タッタッタッタᕕ(゜-゜)ᕗ
この時の私はまさかあんなことになるとは 思いもしなかった。
みんなが...私の目を... 不気味に思うなんて.........
~放課後~
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MOB
MOB
美咲(小学生)
みんなには友達がいる。 それが世間でいう“当たり前のこと"だ。
美咲(小学生)
私には今まで友達と呼べる人なんて 出来たことない。
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
そんなことを思いながらぼーとしてると、 教室全体に聞こえるような大きな声で 誰かが言った。
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MOB
MOB
美咲(小学生)
そのぐらい自分たちでやればいいのに...
MOB
MOB
MOB
MOB
MOB
クラスのみんな
美咲(小学生)
美咲(小学生)
そう思うと、我慢できなかった
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
美咲(小学生)
そこまで言って顔を上げた
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MOB
MOB
"気持ち悪い“
あぁ、なんだ、やっぱり
美咲(小学生)
お母さんは私の目を"個性“だって言ってくれたけど、
みんなから見た私の目は "気持ち悪い“んだ...
美咲(小学生)
美咲(小学生)
そう認めた瞬間、 私の中のなにもかもが否定されたような 気がした
MOB
MOB
MOB
タッタッタッタ
そういってみんなは、 逃げるように教室から出ていった
美咲(小学生)
乾いた笑いが、 誰もいない教室に溢れる
泣きたくなんてないのに... 悲しくなんてないはずなのに...
視界が滲む...
美咲(小学生)
美咲(小学生)
こんな時に慰めてくれる友達もいない。
これが、自分のことを大嫌いになった 瞬間だった。
月野美咲
昔のことを思い出していても仕方がない
世界は回っている。 次の日がやってくる。
月野美咲
私だけ置いていかれてる気分だ。
月野美咲
月野美咲
月野美咲
朝ごはんを食べる気にはならなかったので、着替えてそのまま家を出た。
~始業式~
周りには、同じ制服を着た新入生と 多分その保護者がたくさんいた。
月野美咲
私の親は今海外で働いている。
月野美咲
私は2年生になった娘ににお祝いの言葉もくれない実の母親があまり好きではなかった
でも、そのお母さんも... 私のこと、あんまり好きじゃないみたい
月野美咲
月野美咲
月野美咲
考えれば考えるほど、目が熱くなってきた
月野美咲
私はそう思い、クラス表を見に行く
月野美咲
名前を探していると、後ろから声がした
???
ドンッ💥
月野美咲
私はどうやら、その声の主とぶつかったみたいで、バランスを崩し、地面に座り込んだ。
???
???
そう言って私に手を差し伸べてくれたのは 笑顔が眩しい同い年ぐらいの少女だった
月野美咲
私はその人の手を取って起き上がった
???
???
七沢千花
月野美咲
七沢千花
月野美咲
この千花ちゃんって子... 笑顔がとてつもなく眩しい...
月野美咲
七沢千花
七沢千花
月野美咲
そういって千花ちゃんは、優しく話しかけてくれた
七沢千花
月野美咲
七沢千花
なんだかふわふわしてる雰囲気の人だ。 何かに例えるなら...... ......そう...天使みたいな人......
七沢千花
七沢千花
七沢千花
月野美咲
七沢千花
七沢千花
七沢千花
月野美咲
なんか妙にはしゃいでるけど... 私と同じクラスなのが、そんなに嬉しいのかな...?
七沢千花
そう言って彼女は微笑んだ
月野美咲
私は戸惑いながらも頷いた
~教室~
先生
先生の話長いなぁ...
月野美咲
ちらりと横を見ると千花ちゃんが目に入った
七沢千花
千花ちゃんは先生の方を向いて ふわぁっとあくびをする
月野美咲
思わずくすりと笑ってしまう
なんだか、同じ場所にいるはずなのに 千花ちゃんとは違う世界にいる気がする
月野美咲
私の前に分厚い壁があるみたい...
キンコーンカンコーン キンコーンカンコーン
そんなことを考えていたら、チャイムが鳴った
きっと、またクラスには馴染めないんだろうな...
MOB
MOB
だって、みんな、もう仲良くなり始めてるもん...
七沢千花
月野美咲
七沢千花
月野美咲
なんだか...千花ちゃんが笑うと、周りがぱっと明るくなった気がする
私の憂鬱な思いも吹き飛びそう...
七沢千花
ふと、千花ちゃんの席が目に入る
月野美咲
月野美咲
七沢千花
“ももちゃん...!!"
2人で同時に答えた
目を合わせて笑う。
七沢千花
月野美咲
七沢千花
月野美咲
驚いた。こんな所に仲間がいるなんて。
七沢千花
月野美咲
七沢千花
七沢千花
月野美咲
私は予定を確認しようとスマホを開く
月野美咲
月野美咲
月野美咲
びっくりした。 あの人がこんなことを言ってくれるなんて。
月野美咲
月野美咲
なんだがやっていけそう
そう思えた。
第一話終了