奈央
今回は狐様の正体判明!
奈央
名前めちゃくちゃ悩んだ
奈央
それじゃあ、どうぞ!
凪
狐様の名前は「陽向」だよ(ひなた)
明日香
初めて聞いたとき以外にも普通でびっくりしたよね
名前なんて人それぞれだろ
霊夢
!?誰!?
凪
狐様だよ
凪
どうしましたか?
お前の友人に失礼なことを言われたからな
それに、陽向は我の生前の名前だ
侮辱するならお前は骸と化すぞ
明日香
あ、すみません
明日香
侮辱のつもりはなくて、今は可愛い名前だなと思ってます
…そうか
紫
どうして姿を出さないのかしら?
ただ怠いだけだ
凪
一度出てきてくれませんか?
…凪の頼みなら仕方ない
シュンッ(ワープ
陽向
全く、人間は礼儀を知らないのか
奈央
ちなみに女の子だよ☆
霊夢
え、女の子…?
陽向
なんだ、悪いか?
霊夢
いや…てっきり男かと思ってたから…
陽向
姿を見てもないのに判断するな
陽向
人間は誰だってそうだ
陽向
ロクに判断材料もないのに決めつけてくる
陽向
我はれっきとした女だ
凪
狐様、落ち着いてください
陽向
…分かった
紫
あら、凪ちゃんには優しいのね
陽向
凪はお前らとは違う
陽向
それに、凪は我の力を扱うことができる数少ない人間だ
陽向
普通の人間が使おうとすればすぐにあの世の者となる
凪
狐様?霊夢達をあまり怖がらせないでください
陽向
…すまない
明日香
(ホントに何故か凪にだけ従順なんだよなこの狐
陽向
おい貴様
陽向
今我を侮辱したか?
明日香
え?してませんよ
陽向
…そうか
明日香
(怖⁉なんでわかるの!?
レミリア
そういえば、あなた生きている頃と同じ名前なのね
陽向
まあ、我は死んですぐに狐の神になったからな
レミリア
?でも、あなたは人間だったのでしょう?
陽向
我だって初めは意味が分からなかった
陽向
でも、死んだ後に神に言われた
陽向
「お前はこれから神として信仰される」
陽向
「狐の賢者として信仰される」とな
霊夢
狐の…賢者…?
陽向
狐は「神秘の生き物」と言われることもあるそうでな
陽向
神として信仰されることもある
陽向
我はそんな存在になった
陽向
だが、そこら辺の人間は神など見えない、それなのに
陽向
凪だけは何故か見えていた
陽向
凪は他の人間とは違った
陽向
我に無駄な信仰をしなかった
霊夢
無駄な信仰?
陽向
人間は皆「村をお守りください」だの「助けてください」だの同じようなことばかり
陽向
ずっと退屈だった
陽向
だけど、凪はそんなこと一度も言わなかった
陽向
普通の友達のように接してくれた
陽向
だから、我は凪に憑いた
陽向
それからはずっと凪を守り続けている
凪
あの時は狐様の尻尾をもふもふしてただけですけどね
陽向
我は嬉しかったからいい
紫
…なんだか藍みたいね
凪
藍様も妖狐なんですよね?
紫
えぇ、妖獣っていう種族ね
凪
狐様も、藍様となら仲良くなれるんじゃないですか?
陽向
我は関係を築こうとは考えていない
陽向
築くとしても、浅い関係でいい
凪
…この世界は、外の世界より面白いですよ?
凪
強い人もたくさんいますし
陽向
…それは興味深いな
凪
妖怪だけでなく、神様もいますよ
陽向
…この世界は我が興味を惹かれるもので溢れているな
凪
だから、少しくらい深い関係を築いてもいいんじゃないですか?
陽向
…そうだなw
陽向
それと…凪
陽向
分かっているとは思うが、再度忠告をしておく
陽向
我の力は危険だ、いくら凪が扱えるといっても
陽向
使い過ぎれば力に乗っ取られることになる
陽向
そうなれば、お前の友人でも戻すことは不可能になる
陽向
それを常に自負しておけ
凪
…はい
陽向
それじゃあ、我は戻る
陽向
何かあれば呼べ
シュンッ(ワープ
霊夢
‥‥(力を使い過ぎれば、力に乗っ取られる…
霊夢
(そんなこと…本当にあり得るのかしら‥?
明日香
霊夢―、魔理沙の家に行こ―
霊夢
あ、分かったわ
凪
私はフランちゃんの様子見てくる
レミリア
私も一緒に行っていいかしら?
凪
勿論です







