コメント
2件
続き楽しみです
気づけば俺は、下を向きながら桃くんの腕を掴んでいた
赤くん
怖かった
大丈夫だと自分に言い聞かせていても、今までのことが俺の頭の中を駆け巡る
桃くん
桃くん
赤くん
(ゆっくり顔を上げる)
桃くん
桃くん
赤くん
「信じて」
この言葉は今まで何回も聞いてきた
でもそのたびに裏切られて
どうせ自分が傷つくなら
最初から信じなければいい
そう……思っていたはずなのに…
赤くん
赤くん
桃くん
桃くんの優しさと、真っ直ぐな眼差しに、俺は逆らえなかった
桃くん
それはきっと、桃くんが俺と正面から向き合ってくれた人だからだと思う
桃くん
赤くん
赤くん
赤くん
桃くん
桃くん
赤くん
桃くん
赤くん
桃くん
桃くん
桃くん
赤くん
桃くんの言っていることがよく分からなかった
俺は偽ってるつもりなんて全くない
ただ、周りに迷惑をかけないように、俺の希望なんか捨てて、
周りが良い気分でいるために、なんでも受け入れて、
周りが困らないように、時にはニコニコして、
周りが…
あれ…?
これが……「偽る」ってこと…?
桃くん
桃くん
赤くん
本当の俺……
桃くん
赤くん
ガチャ
次回に続く▹▸