プロローグ
カタカタカタ
シャッシャッシャ
ガシャン、ガシャン
様々な音が職員室に鳴り響く
2年6組担任 珠将 仁奈
珠将 仁奈
明日の授業の準備とこれから出す課題の作成と....
珠将 仁奈
残りは家に持ち帰るしか....
ガタッ
珠将 仁奈
すみません
珠将 仁奈
お先に失礼します
珠将 仁奈
持って帰って来たはいいものの....
珠将 仁奈
終わる気がしない....
珠将 仁奈
でもやらないと....
珠将 仁奈
12:00までには終わらそう
珠将 仁奈
よし、ある程度は終わったかな
珠将 仁奈
ちょっとだけ....
珠将 仁奈
仮眠しよう....
セフィナ・バロントロク
(なにこれ....)
セフィナ・バロントロク
(布団....暖かい....)
セフィナ・バロントロク
(仕事だけど....もう少しだけ....)
専属侍女:メイ
…嬢様
専属侍女:メイ
お嬢様!
専属侍女:メイ
公爵様とのお食事の時間です
セフィナ・バロントロク
だれ....?
専属侍女:メイ
だれって....私ですよ!メイです!
セフィナ・バロントロク
髪の毛が....白い!?
セフィナ・バロントロク
こんな服持ってない....!
セフィナ・バロントロク
えー....と....メイ....?
専属侍女:メイ
はい、お嬢様
セフィナ・バロントロク
鏡を貰える....?
専属侍女:メイ
かしこまりました
専属侍女:メイ
こちらでございます
セフィナ・バロントロク
あ....ありがとう
セフィナ・バロントロク
なにこれ
セフィナ・バロントロク
私じゃない
セフィナ・バロントロク
これってもしかして
セフィナ・バロントロク
小説の中....!?
ー愛と剣ーという小説の悪役令嬢
セフィナ・バロントロクだった
専属侍女:メイ
お嬢様?
専属侍女:メイ
どうしました?
専属侍女:メイ
公爵様とのお食事の時間です
専属侍女:メイ
身支度をせねば遅れてしまいます
セフィナ・バロントロク
えぇ....そうね?
セフィナ・バロントロク
お願い....
専属侍女:メイ
はい、かしこまりました
セフィナ・バロントロク
(セフィナ自身の記憶はあるから何とかなりそう....)
セフィナ・バロントロク
(でもこのまま行けばヒロインの婚約者、皇太子に殺されてしまう)
セフィナ・バロントロク
(それだけは回避しないと....)
専属侍女:メイ
お嬢様、
専属侍女:メイ
コルセットを締めますよ
専属侍女:メイ
耐えてくださいね
セフィナ・バロントロク
えぇ、分かったわ
セフィナ・バロントロク
(小説でも描写があった)
セフィナ・バロントロク
(かなりキツイとか何とか....)
専属侍女:メイ
行きますよ
ギュッッッッ
セフィナ・バロントロク
ッッッうあっあぁ....!!!
セフィナ・バロントロク
(思ってたよりキツい....)
専属侍女:メイ
出来ました
セフィナ・バロントロク
ありがとう
専属侍女:メイ
とんでもございません
セフィナ・バロントロク
(ついにあの公爵、)
セフィナ・バロントロク
(バロントロク公爵と話すのね....)
セフィナ・バロントロク
(緊張する....)







