テラーノベル
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『秘密、弱点、そして再びふたりで。』
ーー夜の作戦会議室。壁に貼られた作戦図の前。
「再び、ペア任務を命じる」
その一言に、ふたりの表情がピクリと動いた。
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静かな沈黙が流れる。 なおきりは苦笑いを浮かべ、えとは眉間にしわを寄せていた。
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チクリと指すようなやり取り。だが、そこにはもう以前ほどのトゲはなかった。
ーー任務の合間。カフェでの待機時間
えとが席を外した隙に、なおきりは彼女の落とした小さなノートを拾う。
何気なく開いたそこにあったのはーー施設の住所とこどもたちの名前。 そのページは、たくさんのハートとシールでデコられていた。
そこへ戻ってきたえとが慌ててなおきりの手からノートを奪い取る。
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そう言いながらも、えとは目を逸らして頬を赤らめる
数日後。任務終了後の夜。
ふたりは報告書を手に、再び顔を合わせる。 なおきりはスッと書類を渡すと、ぼそっと呟く。
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ポケットから出されたのは、古びた写真。そこには、笑顔の両親と幼いなおきりの姿。
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えとはしばらく写真を見つめたあと、静かに言う。
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そう言って微笑むなおきりに、えとは思わず顔を背けた。
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そう言いながら、えとはほんの少しだけーー 足をなおきりの隣に近づけた。
次回ーー
第7話『レストラン潜入、ふたりはまたもや恋人役?』
恋人役で潜入ミッション開始!? 任務のはずが、ふとした拍子に鼓動が止まらないーー?
コメント
4件
気になりすぎて寝れません!!
もう最高です!見ててめっちゃキュンキュンします🩷🩷