sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
桃said
青
青が落ち着いてから話し合い、結局2人でこの街から逃げることになった。
俺は青といたいし、一緒に死ねるなら別に悔いはない
青も最初は悩んでたみたいだけど、俺の説得に押し負けたのか渋々承諾した
今は、そのための準備をしている
桃
桃
財布や携帯を置いていって、あっさり個人情報がバレるなんてことあったらたまったもんじゃない
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
青
青ははっとして、無理やり気まずい空気を元に戻すように明るい声を出した
青の部屋
桃
桃
桃
青の部屋をパッと見渡してもゲームらしき物は見当たらない
あと探していないところといえば、戸棚の中くらいだけど……
勝手に人の家の戸棚をあさるのは少し気が引ける……
そんなことを考えていると、後ろから声がした
青
俺が戻ってくるのが遅かったからか、後ろの扉からひょっこり顔を出して話しかけてきた
桃
青
青
桃
予想通りの回答に納得しながら戸棚に手を伸ばす
すると、中にはゲーム機とカセットの他にノートが何冊か入っていた
桃
青
俺がノートを掴んだ瞬間、青が焦った様子でそのノートを奪い取った
あまりにもその勢いが凄くて俺はそのまま戸棚にぶつかり、しかもその上に置いてあった写真立てが頭の上に落ちてきて、もう踏んだり蹴ったりの目にあった…
桃
青
青
桃
桃
足元に落ちてた写真立てを拾って見てみると、そこには小さい頃の青らしき子供と多分両親だろう人、2人が写っていた
世間一般でいう家族写真とか言うものなんだろうけど…
そこに写ってた人はみんな、無表情だった
青に関しては生気が抜けたような表情をしていた
青
青
青
そう言いながら、青は少しだけ寂しそうな目をした
桃
桃
青
青
桃
写真立てを渡すと、青はそこから写真を取り出した
桃
青
ビリッ!
青は躊躇いなく写真を何度も何度も破っていく
そして細かく破かれた写真を床に散らして、青はまた悲しそうに微笑んだ
桃
青
青
桃
青
青
また青は日記を一つ一つ破っていく
何が書いてあるのか分からないくらいにビリビリに破って、また床に散らしていく
そして破き終わったあと、青はもうここには居たくないというように、俺の手を引っ張って部屋を出た
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
青
桃
こんな他愛のない話をしながら、俺たちは家を出た
"人殺しとダメ人間の"
"君と僕/俺の旅だ"
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
コメント
4件
sakuraさんの作品なら是非!
大丈夫です全然みたいです(((((