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英雄転生譚

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英雄転生譚

6 - 第6話

2024年07月08日

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ここは霞月学園。 俺たちの通う高校である。 この学園の校風はわりと自由なので、生徒たちは皆のびのびと楽しく学園生活を満喫している。

天宮弓弦

着いた〜!

水無瀬万尋

遅れるかと思ったけど、わりと余裕だったねぇ。

??

いやいや、どこがだよ。予鈴5分前だわ。

桜羽彩斗

おはよ、楪。俺が家出るの遅れたんだよね…

楪久遠

へぇ、お前が?珍しいな。

楪久遠

いつもはだいたい天宮なのに。

天宮弓弦

おい、失礼だな!?

楪久遠

事実だろ。

桜羽彩斗

あはは、夕日と話してたらつい…

楪久遠

お前、ほんと弟大好きだよなぁ。

俺たち4人は好奇心探求同好会の仲間だ。 なんで学校側がこの同好会を認めたのかは分からないが、校風が自由なあたり特に問題視しなかったのだろう。 俺たちがこの同好会をつくったのには理由がある。 4人とも、同じ夢を見るのだ。 そう、今日俺が見たあの夢だ。

桜羽彩斗

今日もあの夢みたんだよな…

水無瀬万尋

えぇ~今日も?彩斗ちゃん最近ずっと見てるよね。

楪久遠

そうだな、俺もたまに見るが桜羽ほどじゃないし。

桜羽彩斗

そうなのか…最近は誰かの声が聞こえるだよ。

天宮弓弦

えぇ、何それ怖…

桜羽彩斗

んー…その声に呼ばれているような気がして…

先生

はい、皆さん席に着いてー。

楪久遠

やべっ先生来た

水無瀬万尋

じゃあこの話はまた後で

天宮弓弦

あいよ〜

桜羽彩斗

先生

皆さんおはようございます。今日からこのクラスに転校生が入ります。

天宮弓弦

転校生だって(小声)

桜羽彩斗

この時期に珍しいな(小声)

先生

皆さん仲良くしましょう。
じゃ、入ってきていいわよ。

??

はい。

ガラッ

如月怜央

旭奈高校から転校してきました、如月怜央です。この街には引っ越してきたばかりなので、いろいろ教えてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。ニコッ

水無瀬万尋

わぁお、イケメンじゃん。(小声)

天宮弓弦

それな、女子人気高そう…

桜羽彩斗

何だそれ笑

如月怜央

バチッ(目が合う)

桜羽彩斗

バチッ(目が合う)

何となく転校生の姿をながめていると、目が合った。 その時相手が目を見開いて、驚いたように俺をみた気がした。

桜羽彩斗

……ぇ……

楪久遠

?どうした、桜羽。

桜羽彩斗

あ、いや………

何だったんだろう……

先生

じゃあ席は……桜羽君の隣の席が空いてるわね。桜羽君、手挙げて。

桜羽彩斗

あ、はい。

先生

あの子の隣があなたの席ね。

如月怜央

分かりました。

スタスタスタッ

如月怜央

よろしくお願いします。ニコッ

桜羽彩斗

あぁ、よろしく。

なんだろう…不思議な感じのする子だな。 初めて会ったはずなのに、懐かしい雰囲気がする。

天宮弓弦

あ゙ぁ゙〜やっと終わった……疲れたぁ。

楪久遠

疲れたってお前……授業中ずっと寝てたじゃねぇか。

天宮弓弦

ゔっ……その通りデス…

桜羽彩斗

……あれ?水無瀬は?

楪久遠

水無瀬なら転校生……如月、だったか?と一緒にいるぞ?

天宮弓弦

え、いいなぁ。俺も話してみたい!

桜羽彩斗

じゃあ、水無瀬のとこ行くか。

水無瀬万尋

でさぁ〜…

楪久遠

おーい、水無瀬〜。

水無瀬万尋

あ、楪たちだ。そうだ怜央ちゃんにも紹介するよ!

如月怜央

え?……あっ…

天宮弓弦

如月くんだったよね。俺も話してみたかったんだよね〜。女子に囲まれてて近づけなくてさぁ…

如月怜央

あははっ、今日だけですよ。えっと確か…天宮さん?

天宮弓弦

そうそう!あ、弓弦って呼んでいいよ?俺も名前で呼ぶからさ。

如月怜央

そう?………じゃあ弓弦くん、改めまして如月怜央です。よろしく。

天宮弓弦

よろしく〜

楪久遠

あんまグイグイいくなよ〜。あ、俺は楪久遠。呼び方は何でもいいよ。

如月怜央

じゃあ…楪さんで。

楪久遠

さん付けなのね笑
まぁいいけど。

水無瀬万尋

俺はさっきもやったけど……もっかい!!

水無瀬万尋

水無瀬万尋で〜す。よろしくね、怜央ちゃん!

如月怜央

よろしく、万尋くん笑

桜羽彩斗

……あ、桜羽彩斗です。呼び方は…気軽に下の名前で呼んで笑

如月怜央

じゃあ…彩斗くん、よろしく。

桜羽彩斗

うん

楪久遠

………あれ?さん付けなの俺だけじゃね?

如月怜央

えっとぉ………なんとなく?

楪久遠

なんとなくってなんだよ笑

水無瀬万尋

あ、そうそう!怜央ちゃんも俺たちと同じなんだって!

桜羽彩斗

同じ?

如月怜央

……夢を、見るんだよね。

楪久遠

あの夢のことか?

天宮弓弦

へぇ、こんな偶然あるんだな。

水無瀬万尋

ほんとにね!それでさ、怜央ちゃんも同好会にどうかなって。

如月怜央

……みんなも、同じ夢を?

桜羽彩斗

うん。暗い空間を彷徨い続ける夢だろ?俺今日も見たんだよ。

如月怜央

彩斗くんも?……ねぇそれ、誰かの声とか聞こえなかった?

桜羽彩斗

!…聞こえた。もしかして如月もか?

如月怜央

うん……その声に呼ばれてるような気がして。

天宮弓弦

……だったらなおさらじゃない?

楪久遠

そうだな。何か分かるかもしれないし。

如月怜央

……入っても、いいかな?

水無瀬万尋

もちろん!

桜羽彩斗

歓迎するよ。

如月怜央

ありがとう。

??

………やっぱり皆覚えてないみたいだね。

??

『ほれ、だから言ったじゃろ。皆覚えとらんと。』

??

……じゃが、やはり記憶の奥底にはあるのじゃろうなぁ。

??

……そうだね。

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